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第一話



「奇跡!部活行こうぜ!」
「あ、うん!ちょと待ってて!」




こんにちは。俺は沢田綱吉。
並盛中じゃ結構有名な『ダメツナ』だ。
そんな俺だけど、ある日来た家庭教師のリボーンのおかげか、友達(?)が出来た。





「十代目!帰りましょっ!」
「う、うん!ちょっと待ってて」



獄寺君。
この人が俺の友達。マフィア絡みのだけど。
何でも俺はボンゴレ初代の血統ならしい。




「奇跡〜。久々、キャッチボールしよーぜ」
「えー!山本君のボール速いんだもんなー」
「いーじゃねぇか。な?」
「もー、しょうがないなー」
「はは、サンキュ!」




正直言って、俺もこーんな友達がほしかったんだけど・・・・。





「十代目!コンビニで肉まん買って帰りましょう!」



でも不満はない。






―――――




そして数日後に、山本が自殺騒動をおこした。
死ぬ気になって俺は助けた。クラスメートってだけの関係だけどそれでも俺にとって山本は大切な友達だから。







「やっぱツナすげーのな!」
「へ?あ、そうかな・・・・?」
「謙遜すんなって!あ、奇跡とも友達になってくんね?」
「奇跡・・・ちゃん?」




クラスメートだから知っているけど話した事は一度もない。




「あいつ家庭事情で友達俺しかいなくてさ」
「(それ以前に山本はどうやって友達になれたんだ?)」

と、不安だ。





―――――


そして翌日に奇跡ちゃんを紹介された。




「よ、ツナ。こいつが昨日言った奇跡」
「沢田君・・・?え、山本君って沢田君と友達になれたの!?よかったね!」



ん?
友達になれたの?
よかった?



「どう言う事・・・?」
「うん。あのね、山本君ずっと沢田君と友達になりたかったらしいの!」
「お、俺と・・・?」




山本が?俺と?
まさか、こんなダメツナな俺と友達だなんて・・・・何かの罰ゲームかなんか・・・・?




「ち、ちょっ…!ツナ!あんま気にすんな!」
「!」




必死に弁解する山本を見るとなんか面白い。
あっと言う間に山本だけでなく奇跡ちゃんとも仲良くなれた。






―――――




「ツナ」
「り、リボーン!?」




三人で話しているとリボーンが隣にいた。
また学校に・・・。




「か、可愛い〜!ツナ君の弟?」
「俺はツナの家庭教師だ」
「ちょ…!リボーン!」



何も山本や奇跡ちゃんの前で言わなくても!




「はは!お前いい教師持ったな!」
「わ、私に譲って!」
「へ?」




な、に?信じちゃっているわけ?
まさか、ね。





「君、名前は?」
「俺はリボーン。イタリアからやって来た」
「外国から!?大変だったね」
「まぁな。それでツナをマフィアのボスにすべく日本にやって来たんだ」
「え?家庭教師じゃなくて?」




奇跡ちゃん・・・。
いいツッコミだね。






「家庭教師兼教育だ」
「大変なんだね」
「まぁな。お前らもファミリーに入らねぇか?」
「ちょ…!?リボーン!?」




こんな所(学校)でマフィア勧誘すんなよ!!
二人とも困るだろうに!




「ちなみにボスはツナだ」
「おっ、ツナがボスか。なら入隊希望な」



や、山本ォ!?
野球やっている身でマフィアなんて危ないのに!




「お前はどうだ?」
「んー。私は家が由緒正しき仏教だからな・・・・」



仏教・・・?
なんかすごそ・・・・。




「お前もあんな兄ちゃん達に囲まれて大変なのな」
「まぁ、兄ちゃん達には内緒にしとくから大丈夫だよ」
「なら決まりだな」






うあああああああぁぁぁああぁああぁ!!
知らぬ間に話しが進んで行く!!
誰か助けてくれ!





「マフィアて言えばまず実力確認だよね!近いうちにテストとかしてみない?」
「おっ、それいいな!あとは〜…基地とか探してみね?」
「そうなると広い場所を見付けなきゃね!」
「お前の兄ちゃんのツテとかで基地見付けらんねぇか?」
「んー。それはムリっぽいな。ばれたりしたら大変だし」

「・・・・・・」




この繰り広げられる会話はなんだ・・・?
俺はそっちのけっすか?






「積極的なファミリーが二人も見付かってよかったな」
「だから俺はボスにはならないって!」
「あの光景見たら諦めるしかねぇぞ」





今だにはしゃいでいる二人。
奇跡ちゃんは別として山本・・・・。女子校生か!




なにわともあれ、ツナにファミリーが増えた。



end

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あきゅろす。
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