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どこからか、





「うわぁぁぁぁぁん!!!!」




―――子供の泣き声が聞こえる。






―――――




阿含兄ちゃんと買い物に行った帰りだったりする。
もう買う物ないよな〜、と思っていたら、河原で子供が泣いていた。





「ちっ。ガキっつーのはウゼェな」
「どこの子供だろうか・・・?」




阿含兄ちゃんの酷い言葉はこの際ムシだ。
この子供も気になるし何よりも親が心配してるかもだし。





「ランボさんはボヴィーノファミリーのボスになるんだもんね!」



この子、ランボ君って言うんだー。
可愛いな。




「ランボさんがボスになったらリボーンなんてケチョンケチョンにしてやるんだもんねー!!!」





リボーン君をケチョンケチョンにかぁ。でもリボーン君もけっこう強い・・・、って・・・・。





「リボーン君?」
「あ゛?知り合いか?」
「あ、いや、その・・・。クラスメートの従兄弟?」





ウチの兄ちゃん達は何故か私には楽しい(危ない)事はさせない。
だからボンゴレって言うマフィアの事も内緒にしてるわけでー・・・・。




「うぇっぐ・・・。ランボさんは・・・・、ランボさんはぁ・・・・・・」
「あーあ」





何か本格的に泣き出したよ。





「ガキに構ってるヒマはねぇ。帰るぞ」
「あ、先に帰ってて。ランボ君をリボーン君に届けないと」
「へーへー。ご苦労な事で」





そう言って阿含兄ちゃんは荷物を持って先に帰った。
(荷物を持って帰るところがまた優しい阿含兄ちゃん。)



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