四
「それってツライよね!」
と、言ったのは京子ちゃんだった。
「私もお兄ちゃんがいるんだけどよくオカズを捕られるの!
最後に食べようと思ってたのにっ!」
えぇ!?
京子ちゃんってお兄さんがいたの!?
「き、京子ちゃぁぁ〜ん・・・泣;;」
「奇跡ちゃんは悪くないよ!」
な、何だこの光景・・・。
嘆く奇跡ちゃんを慰める京子ちゃん。
シュールだ。カオスだ。
俺の部屋で何でこんな事になってるんだ。あ、いや。元の現況はリボーンなんだけどさ。
「奇跡は死ぬ気になると冷静になるらしいな。それに服も脱げねぇ」
「あ、そう言えば・・・」
これを冷静かどうかは判断不可能だが服はそのまんまだ。
俺の場合は半全裸で変態扱いされるからなぁ〜。
「ちょっと残念だったな、ツナ」
「そうかぁ!?」
逆にホッとしてますよ。
「それでね、お兄ちゃんったら〜・・・・・・・・」
「そうそう。兄ちゃんだからってさ〜・・・・・・・・」
あの二人は当分、止まらないだろう。
――――――――――
「阿含、どうしたんだ?」
「ヤ。今朝、奇跡のウインナー食ってどやされたからな。なーんか買って機嫌なおさねぇと、と思ってな♪」
「・・・・・だったらもっとマシなの選べ。駄菓子はあんまりだ」
「そーか?」
ケタケタ笑う阿含を見て雲水は、「こいつは元から機嫌を直す事は考えてない」と思った。
end
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