三
「これはさすがに・・・・度胸いるよね」
本物そっくりの銃(実際はレオンが変形したもの)を額に当てて困惑する奇跡ちゃん。
まぁ、気持ちは分からなくもない。俺だってドキドキよりもハラハラが多いから。
「でも・・・・女はドキョウ!」
ズガン!
あー、この音は当たったなー。
一番目で当たるって運いいんだか悪いんだか・・・・。
「くぁ・・・・はっ・・・・」
「え・・・?」
「あ。」
スローモーションで倒れて行く奇跡ちゃん。
この現象、もしや・・・・・。
「間違って死ぬ気弾を装着してしまった」
「んなー!?」
「奇跡ちゃん?」
死ぬ気弾装着して・・・・ど、どーするんだよ!
もしも奇跡ちゃんが死ぬ前に後悔してなかったら・・・・・・・。
「リボーン!お前のせいだからな!」
「よく見てみろ」
リボーンの言う通り見てみる・・・、と。
モコ・・・。
「ひぃっ!」
モコ・・・。モコモコ。
あー。死ぬ気弾からの復活ってこんな感じなんだ・・・。
いつもは自分が体験する方だから見学になるとよーく分かるね。
「死ぬ気で・・・・・兄ちゃんに奪われた朝食のウインナーをツナ君に愚痴る!」
「・・・って、死ぬ前の後悔くだらねー!」
「人間誰でも食にたいする執着が強いからな」
てか、今日ここに来た理由って愚痴こぼすために来たわけ!?
「私がよそ見しているうちにいつの間にか・・・・・」
「って、もう愚痴り始めてるし!」
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