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084. 毒薬
…まるで遅効性の毒のよう
じわりじわり、気付いたときにはもう遅い
広がってゆくこの毒にやられるだけ
苦しさから胸元を強く握った
酸素の足りない金魚のようにただひたすらに空気を求め大きく息を吸う事しか出来なくて…
「なんで、今さら…?」
呆然とつぶやいた言葉に力はなくて…
なにがあったというわけではない
いつもの日常
変わらない言い争い
この関係は変わらないもの…だったはずだ
なのに…なのに…
「最悪だ…」
この胸のざわつきをどうしてくれようか?
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その気持ちに気付いた瞬間、致死量は十分。
って話です(え)
どちら視点にもとれる感じで。
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