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記念スケッチ現場にて。



「お待たせしました〜」


笑顔で戻って来たアレンの傍に神田がいたことに教団の面々は固まる。

「あ、おかえり〜☆ユーくん、アレンくん」

そんな空気等お構いなしにティエドールは笑顔で迎える。
ピキッと神田のこめかみに血管が浮き出た。

「…師匠、その呼び方は本当に止めてくださいっ」

叫びそうになるのを必死に堪え歯を噛み締める。

「ほら、神田行きますよ」

そんな様子等お構いなしにアレンは皆の方へと向かって歩き…途中で歩みを止めた。

何故なら、そこには超笑顔のアレンと超笑顔の神田が並んで立っていたからだ。

体が芯から冷えるってこうゆうことなんだ…と何故かそんな感想しか浮かばすアレンは完全に固まる。心なしか色が薄くなった気がするのは気のせいではないだろう。

「勝手に人で何やってやがんだ、テメェらぁぁあッッ!!」

背後で叫ばれた神田の声と周りの喧騒をどこか遠くで聞いていたアレンだった…。






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皆に戻ってこないと勝手に予想され『メーカー・オブ・エデン』で造られました。超笑顔の神田…。
悪乗りすいません。
ここまでお付き合いありがとうございました。



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