銀魂短編 もしも◯◯が猫になったら 坂田ver 何もない日常。今日も依頼はなく私は買出しがてらに銀時に頼まれてたイチゴ牛乳を買い帰路に着いた。 『ただいま〜。』 「おう、おかえりー。」 応接間に行くと銀時はジャンプを読みながらソファに寝っ転がっていた。 『ごめんね。銀時。いつものイチゴ牛乳 なかったからかわりにこっち買ってきた。』 「ああ。別に夏帆の買ってきたものならなんでもいいぜ。」 『ありがと。はいこれ。これしかなかったんだ。なんか端っこにあったんだけど。』 “猫印のイチゴオレ!” を夏帆は 銀時にわたした。 「猫印?初めて聞いた会社だな…。」 『でしょ?私も買おうか迷ったんだけど…。』 「まぁ、いいや。いただきまーす。」 だるそうに銀時はジャンプを片手にイチゴオレに手を伸ばした。 『少しは仕事してね。新八君が呆れてたよ。』 「へいへい。つっても依頼が最近全然こないからなぁ…。」 『はぁ…そうだね〜。じゃあ私はちょっとお登勢さんのとこにいってるからね。』 「 ん。」 短い返事をしてまたジャンプに夢中になっている銀時をちらりと見てから夏帆はお登勢のもとへ行った。 数時間後。 ガラッ 『銀ちゃーん。ただいま〜!』 しーーーん 『あ、あれ?』 居間に行くと先ほどまでジャンプ片手にいちご牛乳飲んでいた銀時の姿がなかった。 『銀時ぃー!』 「ここだよ。」 『どこよぉ〜。ってキャッ!服が脱ぎっぱなし!?銀時は裸で何してるのよ…』 「いやまぁそうだけどさ早く銀さんのこと見つけてくれ。」 『声は聞こえるのに……。』 ムニュッ 「ウギャッ!」 『え??』 下を見ると猫が1匹銀時の脱ぎ散らかした着物の上で器用に前足で尻尾を撫でていた。 「いてーな…」 『ひ、ひゃあ!ねこぉ!?ごごごごめんなさい! 大丈夫!?』 しかも喋るし銀時も罰当たりをして散々な目に遭っていたので慌てて抱き上げた。 「うぉっ、ちょっと待て!抱きしめるな 胸があたる!」 『へ??まさかの銀時?』 「そのまさかなんだよ。」 『そんな特殊な設定が追加されたの?猫になっても便利じゃないと思うけど。』 「んなわけねーよ。なんか目が覚めたら猫になってたんだよ。」 『何か心当たりないの?道端のもの食べたとかいつしか前みたいに猫のお墓に罰当たりなことしたとか……あ…』 「なんもしてねぇよ。食ったり飲んだりしたのといえば……あ……。」 『ま、まさか……そんなことないよね…』 「いやそのまさかだろそれしかもう心当たりないし……まぁ、喋れるっつうのが唯一の 救いだよ。」 『ごめんね……怪しいもおもったのに買っちゃって…。』 「いいってことよ。済んでしまったこと悔やんだって仕方がねーし。」 『でもどうやって戻るの?』 「 …………。」 『と、とりあえずニュース見よ?きっと何かあるかも!』 パチッ 《えー。3:00になりましたニュースの時間です。》 『よかった〜。ナイスタイミングだね。』 「ああ。」 《こちらが実際の犯行声明です。〈テメーら人間の時代は終わった。これからは猫の時代だ!!〉》 『「 ……………………。」』 「まさか……俺マジな方でこのままな感じ?」 『そんな……ごめんなさい。』 ギュッ 「んな、泣くなよ…俺は夏帆がこの姿のままの俺を好きでいてくれるなら猫だって構わねーから。」 『うん!好き!!大好きだよっ!どんな姿だって銀時は銀時だもん!』 チュッ ポンッ! 『「え?」』 目の前が煙でよく見えなくなった。 が、だんだん晴れていきお互いの姿がわかるようになった。 『も…戻った……。』 「随分べタな戻り方だったな…。」 『キャーーー!!』 「え?おい、なんだよ??」 『ぎ、銀時の変態ぃい!!』 煙が完全に晴れた今、夏帆がみた銀さんは一糸纏わぬ姿だった。 「いでぇ!おまえさっきは “どんな姿でも銀時は銀時だもん” って言ってただろ!」 『それとこれとは別よ!! 早く服着てェー!』 おわれ。 あとがき。 相変わらずの駄文…。 [*前へ] [戻る] |