銀魂短編 ☆ もしも◯◯が猫になったら 土方ver ☆土方視点☆ いつも通りの朝。目を覚ましたが周りの景色が大きくなっていた。 (一体なにがあったってんだ…?) モゾッ 下を見るもあるはずの俺の脚はなくあるのは肉球のある脚で… 「にゃご!?(はぁっ!?)」 って、なんで俺がにゃごなんて 「ニャッ?ニャン?(は?え??)」 鏡に写るのはネコ。いや、俺…? いやいやいや、ありえねェだろ。 『トシ?起きたの?ご飯できたよ〜?』 ヤベェ…。超ヤベーよこれ。え、猫?俺が?え、だだだだだって俺こんな真っ黒で毛深かったけ?てか夏帆来ちゃったよ なんでこんな日に限って早く呼びに来るんだよぉおおお! 『トシー?開けるよ?』 スススッ 「ニャ…(あっ…)」 『あっ。』 『「………。」』 しばしの間お互い固まって見つめ合っているが、俺は追い払われるのを覚悟していたが 「…い。な、……いい…。」 え?? ダダダダ… ってオイ…夏帆?なんで走ってくんだ? 落ち着けよ!マジで走るな! ギュッ え? 『か、可愛い!!』 えええええええぇぇぇ!!! 『ヤバい!なにこれ!?かわいい!!』 そう来たかよォオオオ!てか離せ! ぐるじい…無理無理ムリムリ 「ニャゴ…ニャ(離せよ…おい。)」 てか胸!当たってるし猫の姿で生殺しは カンベンしてくれ!なんの仕打ちだ!あれか?お前のプリンにマヨネーズかけたことか?それか!?それについて怒ってんのか? 『かわい〜。あ、そうそう。まっくろくろすけ、おまえトシを見なかった?』 いや、俺がそのトシだし!まっくろくろすけってなんだよ!!!俺の名前か?つか、なげェよ!長すぎるだろ!!いつからジ◯リが好きになったんだよ夏帆!!ついこの間まで『え?食べ物?』とか言ってただろ! 「ニャゴ!!ニャー!(離せ!苦じい夏帆!!)」 パッ 『あっ!ごめんなさい。まっくろくろすけ。もっと遊んでいたいけど仕事があるから…』 「あ、夏帆じゃねェか。」 や、ヤバイ…。 『あ、沖田さん。おはようございます。』 なんでこんな時に総悟(こいつ)が来るんだよォオオオ! 「土方の糞野郎はいねェのか?」 あの野郎…俺が元に戻ったらすぐに粛清してやる。 『はい。でも布団はそのままなんです。』 「他の女と夜逃げだったりしてねィ。」 『まさか!だったらその前に私がトシの息の根止めますよ!』 なにサラッと笑顔で怖ェこと言ってんだよ! 夜逃げじゃないぞ夏帆!! 「あれ?夏帆、その膝の上にいる物体は何でィ?」 『猫です。まっくろくろすけさん。沖田さんよかったら私の仕事が終わるまで面倒を見ていてもらえますか?』 え……?いまなんつった? 「ああ、構いやせんぜ。丁度暇になるところだったしねィ。」 テメェは今日見回りあるだろ!! 『よかったー。じゃあお願いします。』 しばらく夏帆が廊下の向こうへ 走っていくのを見たあと恐る恐る総悟の方を振り返ると禍々しいオーラを放ちドSモードになったサディスティク星の王子がいた。 「やっと二人っきりになりやしたねィ。土方さん?」 だらだらと汗を流し逃げ場のない土方の状態にドS王子はニタリ…と笑い軽々と土方を 掴み自分の部屋へと向かった。 その後もちろん土方の断末魔?が、ドS王子の部屋からあがった。 にゃーご!にゃーご!! (トシはどこへ行っちゃったんだろう??) (ビキャーー!!ニャゴ!!!) (土方のマヨに薬を仕込んで正解だったぜィ) あとがき 本当は近藤さんのより先にアップしたかったんですけどなかなか完成するのに終わりが思いつかなくて時間がかかってしまった。。。 [*前へ][次へ#] [戻る] |