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MOON SHAKEシリーズ
あの日4※




「っあぁあああぁ〜〜〜・・・・・・・・・っく・・・」










世那がいきなり俺に突っ込んだ。






焼け付くような痛み。



痛い



痛い





痛い

















涙が溢れて止まらなかった。




「っ、來梨、痛いよね?

切れて、血出てる。」




世那も苦しそうだ。
いきなり突っ込んだんだから当たり前だけど。




世那には言ってやりたいコトがたくさんあるけど、痛くて苦しくて、息をするので精一杯。



「來梨にはつらいかも知れないけど、やめてあげない。





逃がさない。

これで來梨は俺のだ。」





世那は狂気じみた笑顔を浮かべていた。
それからは自分を解放するためだけに動き出した。
俺が泣き叫んでも止めてくれなかった。




世那が達するまで、俺はただ泣いていた。




単純に身体的な痛みのせいでもあるけど、世那に裏切られたように感じつ悲しかった。






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