[携帯モード] [URL送信]

私立明天学園
20
目が離せないでいると、あんまり見すぎていたからか目が合った。


その瞬間、ソイツは確かに俺を見て、
一瞬だけどニヤッと人の悪い笑みで笑った。




(何コイツ、ムカツクんだけど)





黒髪はすぐ最初の笑顔に戻ると(あの黒い笑みを見たあとでは、なんか嘘くさい)にこやかに声をかけてきた。


「君が転校生だね?
明天学園にようこそ。
生徒会長の3ーA上条朔夜だ。」



こいつが千里に言ってた独裁政治の生徒会長か?
なんか話を聞いたイメージより普通?むしろ好青年?

さっきの黒い笑みも見ま違いかも。



「・・・・2ーA・・・・・天堂・・・紫音です・・・・・。」


用心していつもの2割り増しで暗くてインケンなかんじの自己紹介をしてみた。
なんか副会長とかと話してた時は素が出かけてヤバかった。

これで生徒会メンバーみんながドン引きしてくれると助かるのだが、生徒会はやはりただものではなかった。


           ・

[*前ページ][次ページ#]

20/32ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!