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私立明天学園 17 突然の再開で俺も驚いたけど、朝は俺以上に動揺したようで何かにぶつかって（※花瓶です）生徒会室から逃げた。 もちろん、逃げられたら追うわけであって俺も生徒会室を飛び出した。 ・・・勢いにまかせて手加減無しで扉を閉めてしまった。 うん、この学校が見た目だけ豪華なのではなくて、頑丈な扉であるコトをお願いしよう。（※見事に破壊しました） 「朝、待て！」 足の速さは元々同じくらいなので中々距離が縮まらない。 だけど、地の理が俺にあったし、俺の方が冷静だった。 階段の登りでｽﾋﾟｰﾄﾞをあげ、曲がる暇を与えず屋上へと追い込む。 半分ﾊﾟﾆｯｸになっている朝は学校の一番上は大抵が屋上になっているという考えに辿り着けないと思う。 案の定、朝は屋上にﾄﾞｱを見て漸く気が付いた。 「ﾊｧﾊｧ・・・朝・・・ 追い駆けっこはもう終わりだよ？」 ・ ［*前ﾍﾟｰｼﾞ］［次ﾍﾟｰｼﾞ#］ [戻る]  |