01
「……にしても、部活かったりーよな」
「言うなや岳人
ほれみぃ、泣き黒子恐い兄ちゃんがこっち睨んどるで」
「……げ」
「おい、長太郎
少し打たねぇか?」
「あ、はい!!」
「ひよCー!
俺たちも試合しよ〜!!」
「良いですけど…
そのひよCーって止めてもらえませんか?」
「じゃあわかCー!!」
「……………」
いつも通りの氷帝学園テニス部の練習風景…
に見えた
が今日は少し違った…
『チョター!頑張って!!』
「「「「…………は?」」」」
「はい!!
大好きな雛先輩のために頑張りますよ!」
『チョタ…////』
「「「「はあぁぁぁ!!?」」」」
蒼色写真
Extra.君、誰ですか…?
『どうしたのみんな?
そんな大きな声だして』
「いや、どうしたじゃねぇだろ
お前こそどうしたんだよ…?」
『どうしたって…
ただチョタの応援してただけだけど?』
「本当にどうした」
なんか、かなり真剣にガックンに心配されちゃった☆(☆ウザい)
『別に普通だってば!
だって彼女が彼氏の応援するのは当たり前でしょ?』
「「「「…………は?」」」
『だから、彼女が彼氏のって…
もしかして付き合ってるの知らなかった?』
「「「「……(・□・)……」」」」
その反応…ということは
もしかしてみんな、知らなかったのかな…?
『あれ?チョタ、私言ってなかったっけ?』
「この前雛先輩、“恥ずかしいから内緒にしようね////”って言ってたから俺は話してないですよ?」
『そっか!忘れてた
……ゴメンね、チョタ』
「俺は別に良いですよ(ニコッ)」
『チョタ…////』
カッコよくて、優しくて…
やっぱり最高の彼氏だなぁ!!
「嘘や…
絶対嘘に決まっとる…
雛と…?鳳が…?
いやいや、ありえへん絶対ありえへん」
「侑士もキモいけどそれを上回るぐらいアイツらがキモい」
「……………」
「は、あんなのただの遊びだろ?」(ラケットを落とす)
「そう言いながら跡部さんかなり動揺してません?」
「…………ウス」
なんだか分かんないけど、みんな五月蠅いな…
……も、もしかして!
みんなのマドンナ雛ちゃんに彼氏が出来だって聞いてど「ちげぇよ」
『最後まで言わせてよ…』
何か気分下がるわー(何キャラ?)
「雛ちゃん!大丈夫!?」
『……嫌ぁーー!!来ないでぇーーーー!!!!』
「………え?」
「「「……は?」」」
『うぅ〜…嫌だよー…
チョター(泣)!!』
「大丈夫ですか、雛先輩?
止めて下さいよジローさん!
俺の彼女を恐がらせるのは!!」
…………
「う、そ…
嘘だよね、雛ちゃん…?」
『いやいやー!!
こないで!(>□<。)』
「ジローさんなにやってるんですか!!
大丈夫ですよ雛先輩…
俺がいますから」
『……チョタ』
「じゃあ、部活ももう終わりますし、一緒に帰りましょ?」
『う、うん!!////』
「「「「…………(唖然)」」」」
***
「……ってシチュエーション最高じゃないですか?」
「「「「『ちょっと待て』」」」」
あ、先に言っときますよ?
今のは全部チョタの妄想です
…………って、それより
『チョタ、あんたのせいで読んでる人“え?”って思ったよ絶対!!
あと、その妄想おかしいから!!』
「本当にだ
なんで俺様がラケットなんか落とすんだよ、おかしいだろ!」
『え、そこ?』
違うでしょ跡部
というか、そこまでみんな跡部のラケットのことなんて気にしてないよ
「本当に…
なんで俺が雛ちゃんに嫌われてるわけ?(黒笑)」
「え?違いましたっけ?(爽黒笑)」
「…………(激黒笑)」
――ガタガタッ―
『……え?えぇ!?
なんか物、動きだした?!!』
「クスッ、やりますねジローさん…
でも、俺も負けませんよ」
――ガタガタッ…ヒュン!―
「げ!?
今度は物が跳びやがった!!」
「岳人!漢字違うで!!
跳ぶやなくて飛ぶや!あで!!」
ジロちゃんとチョタの攻撃(?)が見事命中して忍足気絶…
『……宍戸、これって夢…?』
「……だと良いな」
…………ですよね
NEXT→あとがき
(あの後の部室掃除は勿論私がしましたよ…(泣))
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