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Act.25




『ジロちゃん!!
ジロちゃんー!何処ーー(泣)!!』






ただいま愛しの愛しのジローちゃんを探しております。


……理由ですか?
これもマネージャーの仕事らしいです…。


何でだろうね…?
まぁ、マネ業サボれてラッキーなんだけどね!






色写真
Act.25:ファースト××






『ジロちゃんーどーこー(泣)』






し か し !
ジロちゃんが何処にもいない…


教室に行っても、保健室に行っても、食堂に行っても、屋上に行っても…
何処にもいない!!(お前よく迷わなかったな)






『うー…ジロちゃん何処…?』






探し始めて既に1時間…
100%跡部に殴られるだろうなぁ…






『うー…殴られるのはもう慣れたから良いけど、ジロちゃん本当にいないよ…』






はっ!
もしかして、ジロちゃん可愛いから誘拐されたんじゃ!!


有り得る…
ジロちゃんならムースポッキーをあげるって言われたら、絶対について行くよ…






『ジロちゃんーー!!!!(泣)』

「ん〜…何…?」

『ΣΣ( ̄□ ̄;)』






***






雛ちゃんの声が聞こえたから起きてみたら、雛ちゃんが泣きそうな(泣いてたけど)声で俺を呼んでた。






「ん〜…何…?」

『ΣΣ( ̄□ ̄;)』






わぁ〜スゲー!!
雛ちゃんの顔マジウケるCーー!!(おい)






『ジロちゃん!?何処に居たの?!
私かなり探したんだからね!(泣)』

「んー…ごめんね〜…
暑かったからこの木の下で昼寝してたんだ〜」

『そうだったんだ、どうりで見つからないと思ったよ…
じゃあ、早く行こう!
跡部がカンカンに怒ってるよ!!』






跡部か〜…
怒られるのは嫌だけど雛ちゃんと2人っきりってあんまり無いんだよね〜…
鳳のせいで(黒笑)






「ねぇ、雛ちゃん?」

『ん、何(・∪・)?』

「一緒にサボろ〜♪」

『…え!?駄目だよ!!
(一緒にサボりたいけど跡部に怒られるから…)』






本音聞こえまくりだC〜
本当に可愛E〜雛ちゃん






「……駄目?(ウルウル)」

『Σ(//◇//)(可愛い!)




少しなら…』(誘惑に負けた)

「マジマジ〜!やった〜!!」

『(……あぁ、可愛いな////)』

「ねぇ〜!ひざ枕してーー!!」

『うん、良いよ!』

「ありがとう!!
雛ちゃん大好きだC〜!!」






そう言って抱きしめたら、少し顔を赤くしながらギュッ!って抱き返してくれた…。
雛ちゃんから女の子の凄く良い匂いがしたから、本当はまだ離れたくなかったけど、雛ちゃんの不思議そうな顔を見て急いで離れた。
ちょっと残念だC…。


そして雛ちゃんは俺が離れて直ぐ、木の下に行って正座して俺が寝れる体勢を作ってくれた。
優しくて…‥
俺は雛ちゃんのこういう所が本当に大好きだC〜






「ん〜…
雛ちゃんの足気持ちE〜」

『そう?』

「プニプニしてて」

『私が太ってると言いたいの、ジロちゃん?』

「ん〜…」

『否定なし!?』

「大丈夫、そのうち痩せるC〜」

『いやいや、慰めてなんて言ってないから否定してよジロちゃん(泣)






だって本当に気持ちE〜だもん。
何て言うか、女の子独特の気持ち良さ?
男には出せない気持ち良さだC〜…
まぁ、男に膝枕なんてやってもらう気はさらさら無いんだけどね〜






「雛ちゃん〜?」

『ん?何〜』

「雛ちゃん、大好きだC〜」

『どうしたの?急に』

「ん〜何となく〜…
雛ちゃんは〜?」

『んー、私も大好きだよ!』

「本当!?嬉Cーー!!」






俺がそう言うとクスクスと笑ってまた優しく俺を撫でてくれた。
でも、雛ちゃんの大好きは俺と違って家族みたいな…
弟みたいなものだって知ってるから…。






「そう考えると少し鳳に負けてるかも…」

『ん〜、何か言った?』

「なんでもないC〜…
ねぇねぇ雛ちゃん〜




忍足とキスしたって本当?」

『ΣΣ(//◇//)ふぇ!?』

「…………」






忍足の奴め…(黒笑)






「……したんだ」

『してないよ!
ごごごごご飯が頬っぺたについてただけだからとととととってもらっただけだよ////!!』

「…………雛ちゃん?」

『ん、何?////』






――チュッ―






『!?』






――チュッ、チュチュ―






『……ん…っあ…』






そして俺は、油断した雛ちゃんに音をたてながら軽いキス(?)をした。


気持ちが、抑えられない…
悔しくて、悲しい気持ち。






『………はぁ、はぁ』






けど、雛ちゃんはキスをしたのが初めてだったせいもあるのか、感じてて凄い可愛Eかった。
この可愛い雛ちゃんを知っているのは俺だけだって思ったら、さっきの醜い感情が消えて…純粋に嬉しいと思った。






――チュッ…!―






そしてキスを止めて雛ちゃんを見たら…






『…………』






顔を真っ赤にして倒れて居た






「雛ちゃん〜?」

『…………』(気絶中)

「寝ちゃったの〜?」

『…………』(気絶中)






あーあ、雛ちゃん寝ちゃった






「まぁ、良いや!!俺も少し寝よ〜…」






“これで雛ちゃんも少しは俺の事男だって意識してくれたかな〜?”
そんな事を頭の横で思いつつ…


俺も静かに目を閉じた…






Act.25:ファースト××END

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