Ａｃｔ．７
凄いよこれ…
もう奇跡に近いですよ、ね？
「えっと…大丈夫？」
大丈夫じゃありません…
色 ん な 意 味 で ！
蒼色写真
Act.7:見た目に騙されてはいけません
生だ…
生チョタだ！！
「生…？
確かに俺は生きてるけど？」
あっれー？
何か今おかしなこと起こったぞ。
心読まれた？
いやいやいや、気のせいだよね！
まさかチョタが我が兄貴みたいに腹の中真っ黒なはずないよね！
だって、こんな神々しく輝いてるもん！！
「アハハありがとう(ニコッ)」
『(…？)いえいえ！』
「でも君も神々しく輝いてるよ？」
『え！』
そんな…！
私が神々しいなんて…
ム フ フ ！
『そ、そうかな？』
「うん、特にそこが」
「はい？」
チョタが指差すそことは…
座り込んでいる私の、
捲れ上がっている、
スカートの中の、
……イヤーン☆
『ぎょわぁあぁあぁーーーー！！？』
「フフ」
フフ…じゃないよ！！(泣)
そういう事は言ってよ！
『う…』
どうしよう…
さっきまで神々しかったチョタのオーラが真っ黒に見えます。
『うわーん！！』
逃走。
もうこの場には居られません！(泣)
そして、逃走した私は気が付かなかった…。
「この手帳、さっきの人の…」
人生最大のミスを。
「３年Ｃ組１８番櫻井雛…
雛先輩、か(黒笑)」
Act.7:見た目に騙されてはいけませんEND
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