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Act.5




目が醒めると…




天井が上にありました。







色写真
Act.5:真夜中狼に御用心






『んー…頭がガンガンする』






何でだろう…。

それより、私いつの間に部屋に帰って来たんだっけ?




ふと時計をみると既に夜の10時。
頭も痛いし、明日から学校なので寝ようと思った、けど…




そうだ!
キャラクターのプロフィール思い出せないんだった!!




ベットから起き上がり、私がすぐさま叫んだ台詞…






『世界一美しく世界一気高く世界一妖艶なリュウちゃんーー!!』






ぶっちゃけかなり恥ずかしいです。
だけど、私にとってはかなり一大事なので躊躇っている暇なんてナッシング!!






「はぁい♪何?」

『リュウちゃん!聞きたいことがあるんだけど!!』






出てきたリュウちゃんに先程あった事を直ぐに話す。

頭がこんがらがって、ちょっと訳が分からない説明になったけど…。






「――…つまり、覚えていたキャラクターのプロフィールが一切思い出せないと!」

『うんうん(;`A´)〃』

「もう、言ったじゃない…」






リュウちゃんは“はぁ…”とため息を吐き、リュウちゃんが私にくれた手紙のある一部分を指差した。




“あと、その設定に合わせるために所々雛の記憶を弄っちゃいました☆”






『…………』

「ほらね?」






ほらね?じゃなくてーーーー!!!!
え?そんな大事な部分弄っちゃったんですか!?






『リュウちゃん!流石にこれは非道いよ!!
なんで選りに選ってこの記「良く考えてみなさい?」

『…………よく?』

「キャラクターのプロフィールを覚えていない…と言うことはそれぞれのキャラクターにプロフィールを聞ける。
と言うことは話すチャンスが増えるのよ!?」

『…………!!』






そこは盲点だった…!


まさかプロフィールを忘れていると言うだけで、そんな良い特典になるなんて!!






『リュウちゃん、ありがとう!!』



「いえいえ♪
んじゃ私は帰るわね!」

『うん、バイバイ!!』






リュウちゃんが居なくなるなり私はベットに倒れ込み、今度はドンダえもんのパートナーでもあるのり太の人形をぎゅーっと抱きしめ“むふふ”と笑った。





『これで逆ハーレムのチャンスが増えたね!』






やっぱりトリップしたからには逆ハーレムが目標でしょ!


私を取り合うみ・ん・な
そして、誰を選ぶか悩む私…
最後にはいや〜んな結末!!




イエス逆ハー!!!!






「……何ちゅう顔しとるんじゃ」

『ん?』






何故か倒れ込んでいる私を上から見つめる仁王…。


何故また此処に要る!?






『な、何で此処にいるの!?』

「さて、なんでじゃろうな?」






知るかーーーー!!!!
知らないから聞いてるのに、質問で返さないでよ!!


ムーと睨みつける私。
しかし、仁王は相変わらずニヤニヤニヤニヤ…‥


何だよもう!!!!(怒)






「そうじゃのう…
ならヒント出しちょるきに」

『ヒン、ト…?』

「ああ、まずヒント1。俺は玄関やドアからは来とらん」

『はい…』

「ヒント2、お前さんの部屋の向かいは仁王さん及び雅治君の部屋」

『はぁ…』

「ヒント3、この部屋には隠れ部屋や隠れルートは無いはずじゃ。
まぁ、現に有ったとしても俺は使っちょらん」

『…………』

「以上じゃ」






玄関やドアからは来ていない…。
私の部屋の向かいは仁王の部屋…。
この部屋には隠れ部屋や隠れルートは無い…。




…………分かった!






『超能力!!』

「阿呆じゃな」

『這(`□´)』






阿呆とはなんだよ!酷いな!!






「答えはこれじゃ」

『ん?』






親指を立ててクイクイと指差す仁王。
その指の先は、私が寝ているベットの横にある窓…。




…………まさか






「その窓から入ってきたんじゃよ」

『…………』






やっぱりかぁーーーー!!!!






『な、なんて奴!女の敵だ!』





勝手に嫁入り前の娘の部屋に入るなんて!!(オトン?)






「本当には直ぐにも襲うつもりじゃったんじゃが、あまりにも雛に胸がなくてのう…」






何“びっくりした”って顔してるんだーー!!(怒)
私はあまりにもエロい仁王にびっくりじゃあぁあぁーーーー!!!!(壊)


まぁ、確かにBしかありませんけど何か?!
爆乳で乳垂れるより良いでしょ!
万歳貧乳だよ!ウェルカム美乳だよ!!(?)






『もう良い、分かったから仁王出ていけ!』

「別に雅治でいいきに」

『そう意味じゃなくて…』






うーあー…駄目だ!
なんか仁王の流れに流されっぱなしだ!!







「それよりお前さん、頭大丈夫か?」

『……へ?何が?』

「覚えておらんのか…
さっきテキーラ飲んで倒れたんじゃよ」

『え!?』






だから頭があんなに痛かったのか…。






「助けようとするにも、お前さんの兄貴が直ぐに運んで、分けわからん状況になってしもうたし。」

『…………』

「お前さんが居なくなったせいで、コッチの姉貴は暴れるしの…?」

『……なんかごめんなさい』






凄い、光景が鮮明に思い描かれるよ…。






「まぁ、今日の所はこれ位にして…
俺もそろそろ帰るかの」

『あ、うんバイバーイ仁王』






満面の笑みで仁王を送り出す私。


だって、仁王がここまでエロいと思わなかったんだもん!
確かに仁王は好きだけど、処女は仁王にやれん!!(おま)





すると…
何を思ったのか仁王は…







『ひゃ?!』






自分のもとに私を引き寄せ。






――ちゅっ―






とほっぺたに可愛らしくキスをした。






『ぬぅななななな、何するんじゃあぁあぁーーーー!!!!』






バッと仁王から急いで離れ睨めつける。
仁王はと言うとニヤニヤしながら私を見つめ、再び近くに来て





「雅治って言わなかった罰じゃ」






と囁いた。






『だ、だからって…!』






初めての経験+至近距離の仁王ボイス+ほのかな吐息で腰が砕け座り込んでしまう私。






「それじゃあのう雛
次名前で呼ばんかったら、もっと凄い事してやるきに。
楽しみにしときんしゃい。」

『だ、誰がするか!』






“ゆっくり休みんしゃい”と言った仁王は、私の部屋の窓からひらりと自分の部屋の窓に乗り移ってあっさりと帰っていった。






『うゔー…////』






キスをされた頬を手で抑える。
自分でも分かる、有り得ないほど上がる体温。






『私の…
ファーストほっぺ返せーーーー!!!!






Act.5:真夜中狼に御用心END

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