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短編
ごっこ遊び(♀アレ)
「なにこれやだばかじゃないの、」
「ぐだぐだ言ってねえでさっさと着やがればか、」
「ばかはハレルヤだろ、なんでこんな、」

こんな、メイド服、、

アレルヤへと乱暴に投げ付けられたメイド服をぼんやりと半ば呆れながら見つめ、アレルヤはまたハレルヤを見る。

「どうしたのこれ、」
「だからさっきも言ったろ、ミハエルの野郎が秋葉原行ったときの土産、」
「…」
「てめえに着せろってニヤケてたぜ、」
「…ばかなの?」
「るっせーな、黙って着ろ!着ねえとてめえのマルチーズ写真集切り刻んで燃やすぞ、」
「っな!」

大切にしている写真集を人質にされアレルヤは涙目になりながらも従うことにした。
隣の部屋に移動し、
絶対絶対変なことする気だ、いつものことだけど絶対変なことする気だ、アレルヤはぶつぶつそう呟きメイド服を着はじめる。

「ミハエルもなんでこんなのキモチワルッ」
「ちんたらしてんじゃねーよウスノロ」
「なっ!ハレルヤッ…」

あとはエプロンをつけるだけだったが途中で侵入してきたハレルヤに、アレルヤは顔を赤くし慌ててカーテンに包まりその身体を隠した。

「なに隠れてやがる、」
「…だって、」
「いいから来いッ!」

ニヤリと悪戯に笑むハレルヤに腕を引っ張られ、アレルヤは簡単にその胸へと引き寄せられた。

「似合うじゃねえか、」
「ちょっ…、ばか、ハレルヤッ、」

舐めるような視線から逃げるようにアレルヤは俯いた。
ハレルヤの手はするするとその腰へ移動し長いスカートを捲り上げる。

「ばかー!」
「おいおい、メイド、俺はご主人様だぜ?」
「なに言ってんの!」
「いいからノれよ、1回だけ、ごっこ遊び」
「‥」
「マルチーズ」
「っわかったよ!」
「よーし、ご主人様の言うこと聞くか?」
「‥うん、」
「はいだろバカ、」
「っはい、」

ニヤ、ああこの憎たらしい笑い方、
ハレルヤはベッドに腰をかけた。

「見ててやるから、オナれ」
「‥は?」
「パンツ脱いで、足開いて、俺に見えるように自分で」
「変態ー!!」
「んだと、ご主人様に向かって」
「もう無理、無理無理っ、脱ぐからコレ!」
「おー脱げ脱げ裸見せろ」
「やっぱ脱がない!」
「どっちだよイライラすんなあ」
「‥」
「んじゃ、こっちこい、舐めろ」
「んう、」

それなら、と頬を染めながらハレルヤの足の間へと座り込み、ベルトに手をのばした。

「アレルヤ、」
「ん、」
「舐めたい?」
「えっ?」

言わせたがり。

無言でいると当然のように髪を掴まれ顔を上げさせられた。

「アレルヤ、舐めたいか?」
「‥ん、」
「あー?聞こえねーご主人様に聞こえるように」

ご主人様、なんて。
自分がメイドでこんなことをしなきゃならないなんて、ハレルヤはなにか変な漫画の読みすぎだと思う。

ああ顔がますます熱くなってきた、

「舐めたい‥です、」

ばかだと我ながらに思う。

ハレルヤはまた笑って、アレルヤの頭を撫でた。

「いいよ、舐めな」

ご主人様に
ご奉仕のお時間です。








おわり

2011 5 6


















23万打企画リク
メイド主従

でした!
いつの話だよ‥てかんじですが‥ほんと遅くなってすみませんでした!
リク有難うございました‥!!

[*前]

あきゅろす。
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