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短編
幸福
甘く甘く、
熱く熱く、
耳元で名前を囁かれ。
僕は何も考えることが出来なくなる。
それはとても幸福なことだった。

「アレルヤ、」

優しいその金色の瞳は、
言葉は、
簡単に僕を壊し酔わしていく。

「あ、ん…ッ、」

同性だとか兄弟だとかそんなことはどうでもいい。
繋がった部分がひどく熱い、
いやらしい音が漏れては肌を汚した。
突き上げられる度に僕はただだらし無く口を開けてはしたない声を上げて彼に強く抱き着く。

ああ、もう限界だ、

「…ッ、」
「あ…ッ!」

深く奥を突かれたとき熱いものが放たれた、
降ってくる口付け、
激しい幸福感。
彼もそれを感じていると想う。

彼以外何も感じない。
彼しか、ハレルヤしか、
感じられない、

その瞬間。

「…ハレルヤ、」

僕は彼の腕の中で目を閉じた。

「ぼくは幸せだよ、」








おわり

2010 6 9






























23万打企画リク、

「ハレアレエロ」

でした!
エロ…くない…
遅くなりすみませんでした…



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