短編
熱(♀アレ)
真夏の真昼。
赤く濡れた舌が張り詰めた熱をゆっくり舐め上げる。
何の知識も無いアレルヤが恐る恐る手探りで、ハレルヤのものをしゃぶるその姿に思わず頬が緩む。
「アレルヤ、ちんたらしゃぶってんじゃねえよ、」
「んっ…」
アレルヤの頭を掴み口の奥へと熱を突き立てると、アレルヤが眉を寄せた。
しかしお構いない無しに掴んだ頭を無理矢理に上下に揺らし、ハレルヤは快感を求めた。
酔っていた、それだけだった。
酔いの中なら何をしても後で許されると思っていたのかもしれない。
「んんっ…!」
ゴプ、と飲み込めずにアレルヤの口から溢れた白濁の液が、開けた胸にぽたぽたと流れ落ちる。
「ハレルヤ…っ、」
「黙ってろ、」
白濁が流れる大きな胸をわし掴み、弾けたばかりの熱をその間へと滑り込ませた。そのまま胸で熱を挟んで揺する。
「うっ…ん、ハレルヤっ、」
またちろちろと舌を出し、先を舐め出したアレルヤにハレルヤは笑った。
「何処で覚えた、そんなん、」
「あっ…」
胸から離れアレルヤを床に押し倒す。
既に濡れている膣へと熱を押し当て、一気に奥まで貫いた。
「ああっ!ハレルヤっ!」
「っくー、最高っ、」
動く度にきらきらと汗が飛び散った。
「ハプティズム!さっきからぎしぎしぎしぎしうるせーぞ!何してやが………」
「あ」
「やっ…」
ハレルヤ達の真下の一階に住むミハエル、彼が突然にドアを開け乗り込んで来た、のだが。
目の前の光景に固まってしまった。
「るせーぞ、さっさと出てけ」
大して驚きもしないハレルヤの下で、アレルヤは恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて両手で覆う。
奇声を上げてミハエルが撤退して行ったのを確認するとアレルヤは涙まじりに呟いた。
「だ、だから言ったじゃない、やめようって、」
「はあー?てめーノリノリでしゃぶってたくせに何言ってやがる、」
「うっ、ノリノリじゃ、ないしっ、」
「はいはい、」
「あっ!」
ミハエルの天井からの軋む音はしばらく止まなかった。
おわり
2009 7 7
七夕とか関係ねーよ^^
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