短編
7
自然と脚が開き、彼を迎え入れてしまう。
恥ずかしいとかどうでも良い、ただ、早く一つになりたかった。
半兵衛は満足気に微笑むと、私の中に一気に侵入してきた。
｢くっ…！｣
｢んっあぁ！｣
さっき口の中に入っていた物が、今度は身体の奥底を…想像すると下腹部の感度が上がるのが分かった。
｢名無、少し力抜いてくれないか｣
｢んっ、無理…！半兵衛のっせいっふあ！｣
白い衝動が何度も私を突き上げる。
快楽の波に押し潰される、涎が垂れているようだけど拭う気力も無い。
身を任せるしかできない、狂いそう。
｢はぁっ…すごい、厭らしい顔してるよ｣
｢半兵衛の、っせいだよ…｣
視界がボヤけている。
もう、駄目だと彼の首に縋った。
｢半兵衛っもうだめ、ぇ…！い、く…！！｣
｢良いよ…イって！｣
半兵衛の言葉がまるで銃のトリガーを引くように、私の頭の理性を撃ち抜いた。
｢ああああっあっあぁぁ！！！｣
｢くぁっ！｣
痙攣し絶頂を迎える全身。
体内に熱い物が広がるのが分かり、私は
脳が白くなり
音も
聴こえなくなって
意識を手放した。
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