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狂鳴
1 #02
授業が終わると僕は先生に言われた通り職員室に向かい―――――お約束通り、こってりとしぼられた。

グッタリとして教室に戻ると要が笑顔で迎えてくれた。と、横に居るのは…僕のアイドル桐山ヒナちゃんだ。いつ見ても可愛らしい。
「す、優クン、授業は寝ちゃダメですぅ。」
あぁ、癒されるね。すいませんでした。
今度からは気を付けますよ。
「たっぷりしぼられたか?ぇ??よくあの鬼の仁科センセの授業で寝れるなぁ。」
……うっさい。黙っとけ。そんでなんでお前はそんな笑顔なんだよ。人の不幸が楽しいか?
「き、昨日夜更かしでもしたんですか?」
心配する表情も可愛いっスね。流石。
「昨日ちょっとゲームに夢中になって…」
「あぁ、そんで気付いたら…みたいな?」
「そゆこと」
てかヒナちゃんとの会話っつー僕の幸せタイムを邪魔しないでおくれ、友よ。とは言え、昨日の夜更かしはしくったなぁ…今日は早めに寝るか。


みたいな感じでいつも保育所からの腐れ縁の要と高校で知り合ったヒナちゃんと一緒に過ごしてた。普通の日常、平凡な毎日…こんな日々がずっと続くと思ってた。

―――――あの日までは。


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あきゅろす。
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