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プロローグ #03
 自分の部屋に戻ると涙が溢れてきた。なんでだろう…涙が止まらない、止まってくれない。大好きだったおじいちゃんが死んだ時も僕は泣いた。悲しくて、寂しくて泣いた。けれど今はもっと強い何かの感情がある、もちろん今も悲しいし、寂しい。そして悔しい。酔っ払いが何の罪もない奏音を殺めてしまったんだと考えると僕は居ても経ってもいられない。でもその他の何か強い感情がある。その何かが僕の涙を止めてくれない。
 きっと、それは──────



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