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〜記憶と時間と契約と〜
落とし物
「はぁ〜」
と、俺は疲れ果てたため息をついていた
「やっと昼休みか〜」
そういいながら背筋をのばす
と、すかさず後ろから
ドゴッ、、
という効果音とともに俺の背中が殴られる
「いてぇ、誰だよ!」
振り返るとそこには美奈がたっていた
「へへ〜」
と無邪気な笑顔を浮かべる彼女に俺は文句を言う気もなくなった
「美奈、毎度のことながらおまえのパンチは痛いな」
と、俺は苦笑いしながら言った
「まあね〜」
と、彼女も得意そうな顔をする
「あのさ、私の財布知らない?」
と、突然彼女が訪ねてきた
「いや、俺は知らないけど、財布がどうかしたか?」
と、美奈に訪ねた
「あのね〜私落としちゃったみたいで」
と、彼女は苦笑いしながら言う
「そうかがんばって探せ」
と、俺は感情を込めず言った
「ちょっと!幼なじみなんだし一緒に探してくれるとかないの!」
と、彼女はすねたようにそういった
「ハハハッ、冗談だよ、冗談、そう怒るなって
俺も探すよ」
俺は笑いながら答えた
「む〜、じゃ、見つけたらよろしくね」
と、彼女は不満そうな顔をしながら戻っていった


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