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〜記憶と時間と契約と〜
タイムリミット
リーン、リーン、リーン
そのとき時刻を表す音がなった
同時に俺は走り出した
俺は階段をかけあがり、廊下を突っ走り、勢いよく教室のドアをあけた
バァァン!
という大きな音と同時にみんなの視線が俺に集まる
そのとき教室にいた人影が俺に近づいてきた
近づいてきたのは俺のクラスの担任『黒谷 水城(クロタニ ミズキ)』だった
「遅かったわね崎咲君」
ニコニコ笑っている表情とは裏腹に俺に対する殺気が感じ取られる
「私が一番嫌いなのは遅刻してくることって知ってるわよね?」
俺はその言葉に首を縦に振って答えた
「じゃあ、放課後わかってるわね?」
おれはまた、首を振って答えた
そして、ニコニコしながら先生はみんなの前に戻っていき俺も浮かない気分で自分の席に座った


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