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〜記憶と時間と契約と〜
タイムリミット
服が汗でびっしょり濡れている
おそらくずっとあんなペースで走ってきたんだろう
それに頭もボサボサになっている
相当急いでいたのか
「どうした拓也?いつも早いおまえが遅刻なんて珍しいな」
と、俺は訪ねてみた
「おまえもだろ、まあ理由は姉を起こすの忘れてたってとこだろ」
「よくわかったな!」
と、俺は驚きの声をあげた
「おまえが遅刻の時はいつも姉がらみじゃねえか、そんくらいわかるよ」
と、拓也は笑いながらいった
「たしかにそうだな、で、何でおまえは遅れたんだ?」
と、俺は再び訪ねた
「おれか?俺は、、、」
拓也がいいかけたとき
“みなさんおはようございます、今日一日も元気に過ごしましょう”
という声がスピーカーから聞こえてきた
「やべっ、時間すっかり忘れてた、拓也!さっさといこうぜ」
と俺は振り向き拓也にいった、、、つもりだったが拓也はそのときにはもう走り出し教室に向かっていた

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あきゅろす。
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