[
携帯モード]
[
URL送信]
火計、そののち、戦場、あかいろ
胸が、熱い。
それはまるで燃え盛る火のように、焼け焦げてしまいそうなほど強く、
きらきらと輝くような美しい赤。
その色で戦場を彩ればいい。
醜い邪念を、儚い命を、その全てが覆い尽くして、私の瞳から隠してくれるから、私はあの方の元へ変わらず戻れるのです。
だから、さあ、この血生臭い戦場に火をつけましょう。
亡骸も、憎しみも、共に燃え尽きたら。
そのときにはまた笑えるのです。
「…火計に取りかかりましょうか」
そして戦場が私色に燃ゆる。
無料HPエムペ!