フリリク第二弾
白光騎士団×ガイ 後編
「あああっーッ！！」
敏感な身体になっているガイは、奥の窄まりに指を差し入れた衝撃だけで触れずに達した。
ぎゅっときつく指を食い締める。それだけで男は痛いくらいに前を硬くさせている。
は、は、と熱い息を吐きながら、「き、もち、……ぃ…」と甘えるような言葉も共に漏らす。
煽られるように、性急に指を増やし絡めたクリームを内部に塗り込める。
指が蠢く感覚に腰を震わせながら「ああっ、んっ、」と嬌声をあげる。
辛抱できなくなった男達の一人が前を寛いで咥え込ませる。
ちっと舌打ちして苛立った鋭い視線をリーダーの男が送るが、それを見ないようにしてガイの口内を味わう。
突然口に脈打つ肉を押し込まれて、ガイはうっと呻く。
金色の髪に指を差し入れて、上ずった声で「噛むなよ」と言って腰を進める。
舌の動きはあまりにも拙いものであった。だが、快楽に潤んだ瞳で見上げられ、懸命に舌を這わせている様子に硬さは増していく。
見ているだけでは焦れた男達が次々にガイの身体をまさぐっていく。
色づいて硬く立ち上がらせた胸先を指先でグリグリと捏ねられると、せつなげに腰をゆらめかす。
口を塞がれているために鼻から抜ける声は、もっと、と誘っているようで、男達はガイの性器を弄ったり、ガイの手を引っ張り自分の昂った性器を押し付け握りこませた。
部屋は雄の匂いと熱い息と、湿った淫猥な水音に満ちている。
辛抱強く指でほぐしていた男が「お前ら、そろそろどけよ」と命じる。
それを聞いてもガイの身体から皆離れようとはしなかった。
「おい！挿入の衝撃で噛まれてもしらねーぞ」
焦れたように怒鳴ると、しぶしぶといったように漸く身体を離す。
昂った熱い塊の先端を押し当てて擦る。
それだけでガイは「はっ、ああっ」と期待に満ちた嬌声をあげる。
その声におされるように、ゆっくりと埋め込んでいく。狭い入り口は限界までみっちりと押し広げられる。
「んっ、あっ、……ふっ」
苦しげに顔を歪めているガイが、慣れたように力を抜いて息を吐きながらそれを受け入れる。
太い先端部分を漸く中におさめると、ほうっと深く息をつく。
中は狭く、そして熱く柔らかく絡んでくる。そのくせ痛いくらいにぎちぎちに絞めつけてくる。
達してしまわぬように、浅い抜き差しを繰り返していると、亀頭で内壁を抉るように腰を進めると「あ、アアッ！！」とひときわ高い嬌声をあげてガイは身体を跳ね上げる。
知識の片隅にあった前立腺の存在を男は思い出す。
小刻みに擦り付けるように動かすと
「やっ、んっ、ああっ、いいっ、きもちいっ、はあぁッツ」
もっと先をねだるように割り開かれた足を男の腰に絡めてくる。
何かが、男の中で切れた。
「んっ、あ、あぁっ」
ぎりぎりまで引き抜こうとすると、引き止めるように内部が肉棒に絡みつき、ガイの口から漏れる声は甘えの響きが濃くなる。
望むように最奥を目がけて激しく根元まで突き上げる。
「やっっつ―――ッツ！！！」
背をしならせてまたガイは達する。三度目だというのに勢いも量もかわらぬままだ。
ガイの射精で中は複雑に煽動し、根元をきつく締め上げる。
男は中に熱い精液を迸らせる。
びくびくと痙攣する身体から、名残惜しそうに抜き去る。
ぬぷっと音を立てて、中に放った白濁液が溢れでてくる。
それに構う事無く次の男が容赦なく突き入れる。
前触れもなく激しい挿入に「やっ、はぁっ、や、んんーっ」と頭を振りかぶりながら、端正な顔を歪めて涙を流している。
それをみて達したばかりだというのに、男の性器がまた芯を持ち始める。
静めるために息を吐きながら、ちらりと男達に視線を送ると、皆一心に狭い窄まりを醜悪な肉棒が出入するのを凝視している。
その双眸は誰もが情欲を滾らせている。熱い狂気じみた興奮が部屋を支配している。
こんなはずではなかった、と男は思う。だが、もう誰も止まらない。
哀れな青年の身体を貪り尽くすまでは、この欲望は止まらない。
「やべっ、こい、つ」
突き上げていた男が動きをとめると、獣のような唸り声をあげて小さく痙攣をしている。
抜くのさえ待ちきれぬ男達が「おい、もういいだろ、離れろ。次は俺だ」と肩を揺さぶる。
抜き去るとゆっくりとすぼまろうとする暇も与えずに性器を一気に最奥まで突き立てる。
グジュグジュと濡れた音が部屋に満ちる。
長い夜になりそうだ、と男は思った。
「見回りの時間だ」
チッと男達は舌打ちをする。
後ろ髪をひかれながら衣服を整えると「またな」とガイの頬をなぞって部屋から出て行く。
今日一日非番の男だけが残る。
はあはあ、と肩で息をして痙攣を繰り返すガイは、汗や男達の唾液や精液に塗れている。
その姿にまだ燻っている情欲に火をつける。
腕をひいて身体を起こすと、自分の上に座り込ませる。
身体の重みで男の性器を根元まで一気に咥え込む。
「ひぁっ、も、う、むリッ！ゆるし、て」
弱々しい懇願が耳に入ると、それだけでまた男の性器の質量が増す。
媚薬のせいで過敏になった身体は休み事無く達し続け、その性器の先端から迸る粘液は色を失う程であった。
中は精液が混じり合いうぐちゅぐちゅに濡れて、そして熱い。
きつく締め上げていたが、今は待ち望んでいたものを迎えるように、柔らかく絡み付いてくる。
だが、最奥は狭いままで男達の精液を散々搾り取っていた。
床をぎしぎし軋ませながら突き上げると、ガイは泣きながら男の肩に顔を埋めてひたすら懇願を繰り返す。
引き締まった尻肉に手をやり、きつく掴み上げると「はっ、ふあっ、ンンッ」と腰を揺らし始める。
「あ、うっ、だ、めっ、もぅっ」
角度を変えて中を捏ねるように腰を回すと、達し続けた身体は無理やり高みにのぼろうとする。
悲鳴に似た嬌声をあげながら、喉を仰け反らせてビクビクと痙攣する。そして次にはまたがくりを力なく男に寄りかかる。
わずかに遅れながらも、男はガイの腰をきつく掴むと、また中に射精する。
中に精を全て出しきっても、まだ、ぎゅっと身体を密着させる。達した後の余韻を肌を隙間なく合わせる事で愉しむ。
ガイの耳に唇をよせて甘噛みをしているとガイの消え入りそうな声が鼓膜を震わせた。
「あっ、……くすぐっ……やめッ、」
それには情交の最中の甘い響きを大いに含ませて、そして―――名を呼んだのだ。
男は驚愕に瞠目する。意識が混濁しているガイは、その男に抱かれていると錯覚しているのだ。
あの夜、もしかしてこいつは、と湧き上がった疑念が脳裏を掠める。そしてそれは確信に限りなく近い。
ガイにこれ以上触れることは自身の破滅をもたらす事になる。
だが。
あの夜の衝動の正体は、必要以上に敵視し続けたのは、それは。
耳に寄せた唇が言葉を紡ぐ。潜めていた感情の言葉を。
終
匿名さまからのリクエスト「騎士団*ガイで気持ちよくなっちゃうガイ」
相変わらずリクに微妙に（微妙？）そっていないシロモノになりました。
中庭で邂逅した夜のお相手は
「ルーク少年に散々可愛がられた後であった」
「ヴァンと外で青姦」
「公爵のベッドの上で性的に可愛がられて部屋に戻るところ」
お好きなのをお選びください。
フリー配布になります
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