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リクエスト小説
リクエスト10
白光騎士団×ガイ(匿名様)

※注意※
複数による陵辱話です。かなりガイが可哀相な事になっております。




白光騎士団は屋敷の守備、公爵一家の警護を主としているファブレ公爵の私設兵団である。
王家を警戒させぬほどの小規模兵団とはいえ、騎士達は皆厳選された兵共であり、公爵自身が厳格な性格なため厳しい規則が課せられていた。
特に屋敷に詰めて警護する騎士達は選ばれた者たちである。
だが、どこにも例外は存在する。


洗濯カゴを抱えてガイは騎士団詰め所に向う。見回り騎士が「お、ガイ。頑張ってるな」と声を掛けられる。
皆甲冑を纏っているので顔は判らないが、いつも絡んでくる奴らではない事を認識したガイが「まあね」と苦く笑い返す。
洗濯物を届けるのは本来はメイドの仕事であるが、騎士団の中でメイドに不埒な行いをしようとした者がいたらしい。容疑の三人はすぐにあげられた。
未遂であり、メイドも顔が判らなかったという事で、疑惑の騎士達に処罰は下されなかったが、皆は奴らしかいないだろう、と確信はしていた。
ガイにいつも絡んでくるのも、その騎士達だった。
ルークの世話や警護めいた事を俺がするのが気に食わないのだろう、とガイはどこか呑気に構えていた。
それにしては執拗に絡んでくる意味や、無意味に身体に触れてくる理由を深く考えなかった事が、ガイに不幸な出来事をもたらす事になる。


騎士団詰め所の洗濯置き場にカゴを置く。全部で5つ。
前はメイド数人が運んでいたが、男で昼間時間があるのがガイだけなので、一人で往復して、この仕事をこなさねばならない。
最後の一つを置いた時に、背後から声がかかる。
「お、丁度いいところにきた。ガイちゃんは音機関好きなんだろ」
夜の見回りのため、昼間詰め所で休む騎士が十数人いる。その中に件の騎士達がいたようだ。
彼ら三人はガイの事を「ガイちゃん」とからかいまじりに呼ぶ。その事にガイがあからさまに不快の念を送ろうと何処吹く風だった。
「ええまあ」
「資材倉庫のランプがつかないんだけどさ。ガイちゃんみてくんない?」
彼らの頼みなど聞く耳は持ちたくはなかったが、無視しても
「つれないねー、ガイちゃんは。ルーク様のいろーんなお世話で大変なのかねえ」
と言われて付き纏われる煩わしさを秤にかけると、素直に聞いたほうが精神衛生上好ましいとガイは考えた。
言われるままに彼らの後についていき、資材倉庫へと足を踏み入れる。
昼間なのに薄暗くひんやりとした資材倉庫に足を踏み入れる。手前のランプはついているが、壁にかけられた奥のランプは消えたままだ。
奥へと足を踏み入れ、ランプを見ると、第五音素を送り込まれる管をはずされている。
悪戯か、とガイが溜息を吐いて、振り返る。文句を言おうと口を開く前に、彼らがニヤリと笑う。その笑いに首の後ろがぞわりとする。
大きな音で扉が閉められ、鍵をかけられる。
出入り口は一つ。彼らが身体で防いで、先程鍵をかけた扉だけ。
「ガイちゃん、捕まえた」「やっとチャンスが巡ってきたよなあ」「俺達、ガイちゃんともっと親密になりたくてさあ」
彼らがいやらしげな笑いで顔を歪ませている間に、ガイは逃げる手段に考えをめぐらせる。
圧倒的に不利な状況だが、大声を張り上げれば詰め所で休憩をとっている騎士達に声が届くかもしれない。
「おっと、早くアレだせよ。声をあげられたらやばいからな」
ガイの思考を読み取ったように、三人の中のリーダー格の男が横の男に声をかける。一番大柄な男はガイを羽交い絞めにして大きな手で口を塞ぐ。
もたつきながら男は何か小さな布袋を取り出す。羽交い絞めにしている男がそれを受け取ると、そのまま塞いでいるガイの口にそれをよせる。
袋の口をあけると、すぐさまガイの鼻と口にあてる。中身はアイスバッドの凍てつき息を閉じ込めたものだった。
ガイの誤算は何か飲ませられるのではないかと身構えた事だ。袋を押し当てられたと同時に口を閉じた。そうなると呼吸は鼻で行なうことになる。
無防備にそれを大きく吸い込み、麻痺状態に陥る。
くらりと眩暈を起こし、全身から力が抜け落ちる。そのままずるずると埃まみれの床に倒れこむ。声をあげようにも舌が痺れ、口を閉じる事も叶わなくなった。
「効くねえ、コレ」「高価だったからな」「へへ、話はいいから早くやろうぜ」
殴られるのか、とガイは唯一自由になる目を閉じた。ガイは男達の目的を暴力だと勘違いをした。殴られて憂さ晴らしをされるのだと。覚悟を決めて拳が落ちてくるのを待つ。
だが、彼らの手は拳を握る事なく、ガイの衣服を丁寧に剥ぎ取っていく。
「めんどくせえな。破っちまえよ」「馬鹿野郎、裸で帰したら大事だぜ」「そーそー、俺らは目をつけられてんだぜ。派手な事できないだろ」
ようやく男達の目的をガイは理解する。
まさか、という思いで閉じていた目を開く。男の一人と目があい、ニヤリと笑われ、耳に顔を寄せられる。
「ガイちゃんは女だめなんだろ。じゃ俺達が男とやる悦びを手取り足取り教えてやるからな」と言って、耳に息を吹きかける。
恐怖で身体を竦ませたガイを愉悦に満ちた瞳が見下ろす。


「色が白いな」「おー、すべすべだな。手にはりつくようだぜ」「ガイちゃんの乳首は桜色だな。この前のあいつと大違いだぜ」
その言葉に、三人が一斉に笑い出す。あいつ酷かったな、貧乳のくせに、ギャーギャー大騒ぎして、そのおかげでガイちゃんとこうしてやれるチャンスが。
ゲラゲラと下品に笑いながら交わされる会話の端々で、ガイは先日起こったメイド暴行未遂事件の犯人が、やはりこの男達だと知る。
女性恐怖症ではあるが、ガイは生粋のフェミニストである。目の前で交わされる女性を侮辱した会話に殺意に似た衝動が湧きあがってくる。
男達を怒りに満ちた目で睨みあげるが、リーダー格の男が「おい、お前ら。早く脱がさないとガイちゃんが待ちきれないって怒ってるぜ」と笑い飛ばす。
それを受けて「ぶっといのをブチ込んでやるから待っときな」と下衆な言葉を投げられる。
怒りで身体が震えてくる。麻痺して力の入らない身体が恨めしくガイは思う。憎悪を彼らに向けることで、これから起こる現実からガイは逃避していた。
「乳首立ってるぜ」「弄ってやれよ」「だが感覚はないんだろ」
彼らが言うように、身体が麻痺しているガイは感覚がない。それはガイにとって幸いな事でもあった。
今、彼らが厭らしくガイの肌を撫で回す感覚や、誰も触れた事のない双丘の奥を弄っている感覚を味あわずにすんでいる。
「こっちの色も桜色だぜ。初々しいじゃねーか」「初物か」「てっきりルーク様のものでもぶち込まれたかと思ってたぜ」
ガイは怒りで神経が焼ききれそうになる。こぶしを握ろうとするが、痺れて感覚のない指では曲げることもかなわない。
「じゃ、お前らそっちほぐしとけよ。俺はコッチを使ってるから」
ガイの下半身に集まっていたが、一人そそくさと前を寛がせながらガイの顔に近づく。
「じゃあお前は三番目な」「おー、了解」と言いながら、勃起した性器をガイの顔に近づける。


「ガイちゃん、おしゃぶりは出来るかな」と勃ちあがった性器を顔に擦り付ける。鳥肌がガイの全身を覆い、顔を歪めて逃れようとかぶりをふる。
「噛むなよ、って言っても噛めないな」男は可笑しそうに笑うと、ガイの金色の髪を掴み、顔を向かせる。
男の膝にガイの頭をのせて、強引にガイの口の中に猛った性器を押し込んだ。
ガイの感覚は麻痺しているはずだが、口の中いっぱいに肉の感触を感じていた。
痺れて動かない舌を動かし、口を窄めて、なんとか押し戻そうと試みるが、それはガイにとって不本意な結果となる。
「おおおっ!舌を使うなんてガイちゃんは意外にテクニシャンだな」
それは結果男を喜ばすだけの事だった。絶望に眩暈を起す。
ハアハアと荒い息をさせながら、男はガイの髪を掴んで前後させる。
苦しい姿勢で口を塞がれ、鼻で息をするが、それさえも追いつかずにガイは酸欠状態で視界が白く濁ってくる。
「お、お、おい。ちょっと誰か身体支えてやれ」と欲望に上擦った声で、ガイの口を犯している男が助力を求める。
それを受けてリーダー格の男が、仕方ねえな、とガイの背に回り少し上体を起す。
男が激しくガイの頭を前後に揺さぶる。ガイの意識が朦朧としてきた時に、男が動きを止める。
瞬間、喉奥を突いていた膨れ上がった先端から熱い飛沫がガイの口腔を犯す。
身体を痙攣させ、ガイの後頭部をしっかりと押さえつけ、全てを注ぎ込む。
吐き出すことも出来ず、生臭いそれをガイは嚥下する。じわりと身体が汚されたように感じる。
ようやくガイの口から萎えたものを出すと、下卑たことを口にする。
「男のくせに口が狭くて柔らかくて最高だったぜ。ガイちゃんはおしゃぶりが初めてにしちゃ上手だったぜ」
「ルーク様の性欲処理をその可愛いお口で頑張ってんじゃないの」下卑た笑いが起こる。


下半身を弄っていた男が「おい、もうこれくらいでいいんじゃないか。俺にも早くやらせろよ」抗議の声をあげるが
「馬鹿、俺が先だろ」とガイの背に回っていたリーダー格の男がそれを却下する。
「あー、まあこんなもんかな。麻痺している時は余計な力がはいんねーからな」「ほら、オイル。早く済ませろよ」
投げて寄越されたオイルを男は自身の性器に塗りたくる。
「さーて、ガイちゃんの初物をいただきー」
ガイには感覚がない。下半身を弄っている最中も身体が違和感をおぼえながらも、痛みも何も感じなかった。
だが、男はガイの心を徹底的に痛めつけるように、わざといやらしい言葉を使って嬲る。
大きく開かれた足に男が身体を割り込ませる。
「おお、すげえ締め付け。あんだけほぐしたのにギッチギッチだぜ」
「マジか」「早く終われよ」傍観していた男達が沸き立つ。


「待てよ、まだ半分もはいらねえ。っつ、狭いな。おい、腰の下になんでもいいから置いてくれ」
この場所は資材倉庫だったので、容易に腰の下に敷くものが見つかる。野営道具の寝袋を二つ放り投げる。
ガイの腰の下に寝袋が宛がわれると、正常位での性交は格段に容易になる。
仰向けになっているガイの顔の横に手をついて、男は腰を進める。
苦しそうに眉根を寄せながらも、言葉でガイを嬲ることは忘れない。
「ガイちゃん、根元までずっぽり咥えこんでいるぜ。しかもギチギチに咥えこんで離さないから動かしづらくて困るよ」
腰を激しく動かしながら身体を揺さぶる。揺れる視界にガイは酔いを起こしそうになる。
はあはあと荒い息と肉が激しくぶつかり合う音が室内を満たす。傍観している男達がゴクリと喉を鳴らす。
「お、い、顔を持て」
先程ガイの口腔を犯していた男がガイの頭を持ち上げる。ガイの体内を穿つ男は上体を起して、ガイの両脚を開き持ち上げる。
「ほーら、見える?ガイちゃんの孔に俺のが出入りしているところ」
顔を叛けるより先にガイの視界は捉えてしまった。
絶叫するが、声はあがらない。絶望がガイを突き落とす。
涙が溢れて視界をぼやけさせ、ガイの心を守ろうとする。
「ようやく泣いたな」「なっかなか泣かないもんな、強情だよな」
「うっ…出るっ…」
と身体を揺すぶりながら、最奥へ精液を放つ。


「すっきりしたなあ」「憧れのガイちゃんと散々楽しめたしな」「ま、これからもよろしくな」
下卑た笑いをしたまま扉の向こうに消えようとする男達の背を、ガイは氷の刃のような冷たく鋭い眼差しで見つめる。
口内に広がる鉄錆の味は、ガイが唇をかみ締めすぎて切れて流れた血からもたらされたものだった。
ルーク、お前より先に殺す奴らが現れたようだ。
陵辱を受けてもなお屈しない心は、激しく傷つきながらも血で手を染めることを選び取る。


休暇でバチカルの娼館に向っていた三人を何者かが襲撃し、見事な剣捌きで彼らの命を奪うのはこの事件から一月後の事。



白光騎士団×ガイ
匿名様より頂いたリクエストです。
フリー配布になります。

白光騎士団の三人がどうみてもチンピラ臭漂う小物ですみません。
公爵が手をつける前、という事でしたので、愛人シリーズとはかけ離れた設定で書いてみたのですが、やっぱまた色々はずしている気がします。

書いている途中で、公爵の手がついているバージョンが書きたくて仕方なくなりました(自重)

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