[携帯モード] [URL送信]

リクエスト小説
リクエスト1
公爵×ガイでエロ有り、ガイを淫乱に調教(syoka様)

※愛人とは別設定での公爵×ガイ



ガイがグラス一杯に注がれた、得体の知れない液体を飲み干すように命令されたのは一時間ほど前。
いつもはいたぶられる弱者の様子をじっくりと愉しむ公爵だが、あっさりとガイの中で熱を放った事で今日の「お勤め」は終りを告げた。
そのままいつものように先に浴室に向かう公爵の背をガイは気怠げにぼんやりと視線をおくる。
姿が見えなくなり、ほうっと息を吐く。
淡々とした行為のおかげで、屈辱と苦痛に耐えればよいだけで、自分を見失う事もなく終わった事への安堵の溜息だった。
揺さぶられる行為に快楽を見出す事は、ガイにとっては我慢出来ない事だった。
使用人同士の恋愛さえも固く禁じているこの屋敷の主が、一使用人であるガイに手をつけたのは半年前。
恥辱に身を震わせながらも、それでもガイは己の矜持を崩そうとはしなかった。
戯れに公爵の手が前を弄っても、背を走り抜ける快楽に歯を食いしばりひたすら耐えた。
何があろうとも己を崩さないガイの様子を、公爵が面白がり、結果この忌まわしい行為が続けられる事とわかっていながらも、自分を捨てることは出来ずにいた。


ぐったりを身体を横たえるガイの耳に、浴室からの水音が入ってくる。
早くこの身を清めたいと思いながら、目をつむって寝返りをうつ。
その時、ドクリと心臓が激しく主張をする。
「な……」
あの時飲まされたのは毒か、という思いが思考を過ぎる。
全身が熱くなり、心臓が早鐘を打ち始める。次に訪れたのは焦燥感だった。
何かが、何かがおかしい。何かを求めて、何かを。ああ、違う、熱くて熱くて、何も考えられない。うずく、出したい、ほしい、どこに、なにを。


浴室に備えられてある細かな飾りを施された音機時計に公爵は視線を送る。
そろそろ頃合いだろう、とバスタブから身を起こすと、軽くバスタオルで身を拭う。
寝衣には手を掛けず、バスローブをそのまま身に纏う。
浴室の扉をあけると、部屋には甘い声が満ちていた。
「はぁっ……んっ……あぁッ、で……」
公爵は初めて聞くその蕩けた声に、満足げな笑みを深くする。
切なげに眉を寄せて固く目をつむり、白くしなやかな背を丸めて、一心に己の性器を扱きあげている。
切羽詰ったような苦しげな声と、幾度か放った後なのだろう、白濁液と、次から次に湧き出てくる透明の先走りで、ヌチョヌチョとイヤラシ気な音を忙しなく上げている。
ベッドの端に公爵は腰を掛ける。
「どうした、何をしている」
公爵の声に目を開けて弾かれたように顔をあげる。一瞬、理性がガイを支配しようと試みるが、身体の奥からの熱の欲求に呆気無く退場させられる事となる。
ガイの思考は、ただ快楽一色に染まっていた。公爵の目の前であろうと、構わずに自慰を続ける。
「んっ……あつ……で…るぅ……はあぁぁっ……ま、た………ああああっ」
身体を震わせて、また精を飛ばす。薄まった色や量で、二三度とは言えぬほど射精している事が容易に判断できる。
それでもなお満足していないガイのモノは、また衰える事なく硬さを保ったままだった。
「何をしている、と私は聞いたのだ。答えなさい」
一見すれば何もかもわかる事である。そしてその要因を作ったのは公爵自身である。それでも公爵はガイの口から答えを強要する。
息を吐くように命令する事に馴れた人物らしい行動だった。
もつれる舌で、ガイは答えようとするが、でる声は喘ぎ混じりにしかならない。
「あつ……い…んっ……とまら…ぁな…っん」
放出後で息を整える暇もなく、まだ硬度を保ったままのモノに握り締めようとする手を公爵が掴み離す。
「やあっ……」
潤んだ瞳で恨めしそうに公爵を見上げ、切なげに腰を揺らめかせる。
「答えなさい」
喘ぎすぎて少し掠れた声で、ガイは答えようとする。そうしなければ掴んだ手を公爵は離そうとしない事を知っているからだ。


「……あつくて……ださ…ない…と、おか……しく…なりそ…う」
「だから自分で慰めていたというのか。寝台を盛大に穢してもまだ足りないと」
「たりな…い…」
そう、足りないのだ。身の内に巣食う焦躁感は、熱をいくら放出しようとも収まらない。いや、一層飢餓感が増すだけだ。
もっと刺激が欲しい。圧迫感に苦痛を感じても、その苦痛のそばにある悦楽を感じ、高まる熱にひたすら翻弄されていたい。
激しく突き上げて、何もかもわからなくしてほしい。この熱からすくって欲しい。
遅効性の媚薬のせいで、ガイはもう正常な思考が出来ずにいた。
普通ならば絶対にしないであろう事を、身の疼きに負けて自ら進んで行う。
両手を公爵に掴まれたまま、顔をそのまま公爵の下肢に向けておろす。
バスローブの前を歯で噛み、左右に開き、そのまま自分を貫ぬく道具に向けて口を開ける。
自分を救ってくれる唯一の物とばかりに、必死にそれを口に咥え、舌を這わせる。
未経験ゆえ、技巧もなにもない。ただ必死にそれを口に含んで、頭を上下させる。その度にジュブジュブとイヤラシイ水音が鼓膜を刺激する。
「んっ……ふっ……っん」
鼻から漏れる息は甘い。
己の立ちがたったモノの先端から、ダラダラと雫がこぼれ、シーツにまた新たな染みをつくっていっている。
口に含んだ肉の熱さに、硬さと重量を増していくモノで貫かれる期待感で、身体が熱く疼いて行く。
漸く口を離して、舌足らずにガイは公爵にねだる。
「ほしい……旦那さまの……ください」


手はまだ掴まれたままだ。自由にならぬ身体をくねらせながら、懇願する。
快楽に蕩けた思考も身体も、素直に全てを公爵に曝け出している。
口の端を微かに笑むように上げて、公爵は問う。
「何を欲しいのだ」
性交の戯れの会話など、今のガイには焦れったい事このうえない。苛立たしそうに必死に頭を振りながら、普段ならば口にしない言葉をためらう事なく言葉にする。
「旦那さまのモノが欲しい!痛いくらいに突き上げて、グショグショになるまで揺さぶって!!」
悲鳴にも似た懇願に、公爵はようやく掴んでいたガイの手を離す。
そのまま寝台にガイを押し付け、先端を後孔に宛てがう。
その感覚だけで期待と歓喜でガイの身体は一気に熱くなる。
苦痛を伴うはずの挿入も、今は痛みがすぐに快楽へと摩り替わる。待ち望んだ押し進められる感覚に、身体がビクリと強張ったかと思うと張り詰めていた先端から熱を放出する。
「っぁああっ…」
「まだ半分も入ってはおらんが」
くっと喉奥で笑われるが、ガイはなりふり構わずに、達したばかりで息も揃わないというのに腕に縋ってもっと強い刺激を求める。
「はあぁぁっ…んッ」
最奥まで一気に押し進められると、その衝撃に喉を仰け反らせ、より一層高い声で喘ぐ。
入り口ギリギリまで引き抜くと、先端で前立腺を擦りながら、奥まで突き上げると、またも身体を震わせて呆気無く達する。
「随分と淫らな身体になったではないか」
とその様子を哂う公爵は、まだ全て精を吐き出しきっていない身体をいたぶるように、激しく身体を揺さぶる。
「ああっ、まっ……て……やだぁ……まだ……」
絶頂に続く絶頂感に、ガイの視界が白く霞んでくる。
「ならば止めるか」と動きを止められると、漸く息を継ぎながらも、頭を横にふる。
「…やだ…」
「ならばどうして欲しいのか口にしなさい」
「もっと、もっと奥まで欲しい」
一度止めた動きは、苛烈さを増して律動を再開する。その刺激に背筋を震わせて歓喜の嬌声をひっきり無しにあげる。

その日から、美しく淫乱な獣をガイは身の内に飼うこととなる。





リクエストを有難うございました。
淫乱になるガイを書いていて本当に楽しかったです。
もっといやらしい言葉を言わせたかったのですが、まだ淫乱調教途中という事で(笑
これから公爵にいろんなHな言葉も教え込まれるといいなあ〜と妄想してしまいました。


syoka様おまたせして申し訳ございません、有難うございました。

syoka様のみ持ち帰り可能です。




フリリクページに戻る


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!