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10万企画小説
お客様の相手をする子ガイ(激しめ) 後編
肥満男の熱い息も、蛞蝓のようなねっとりとした舌も、肌を撫でる手も。全てが生理的に受け付けず、身を捩らせて抵抗するが、のしかかられるとその重みゆえ思うよういかない。
ひ、と引き攣るような声しかあげられずに、おぞましさに身体を震わせる。
「震えて可愛いことだ」
チュパチュパと音を立てて、少年期の薄い身体の方々を舐め吸い上げる。
荒い息を吐きながら、興奮した手が薄い尻肉を揉みしだきながら指を差し入れる。
この部屋に来る前に準備を施していたそこは、入り口こそ固く閉じられたままであったが、奥は指を柔らかく受け入れる。
待ちきれぬとばかりにガイの細い腰を抱えあげ、双丘を割り開いて先走りをながす滾った熱をあてがう。
ず、ず、とゆっくりと腰を進め亀頭全てを咥えこませると、一気に根元までねじ込む。
「んっっ、―――っ」
シーツをきつく握りこみ、歯を食いしばりガイはその衝撃に耐える。
その悲痛な表情とは対照に、男は満足気な声を漏らす。
横幅がガイの二倍近くありそうな身体を密着させると、律動を始める。ぬちゃぬちゃとした水音がガイの耳に届いて、それすらも気持ち悪く顔を歪ませる。
身体を揺さぶられているためか、また目眩をおこしたように天井がぐるぐると回っているかのような錯覚に陥る。
甘ったるく苦い濃厚な香りがまたひときわ濃くなったように感じる。
蝋燭のあかりは、じわじわと蝋をとかしながら、揺らめいている。
男がその体躯にみあった、豚のように興奮した声をあげながら、激しさを増してくる。
絶頂がちかいのだろう、息をハアハアと弾ませてがむしゃらに腰を打ち始めると、ガイの身体に変化が訪れる。
嫌悪だけではない、ずくりと熱く疼き始める。反応を少しもみせずにいたガイのまだ幼い性器が芯を持ち始める。
男が奥まで穿ちそのまま動きを止める。でっぷりと肥えた肉をびくびく痙攣させる。
ガイの奥に熱い汚濁が大量に注ぎ込まれる。
その気持ち悪さに歯を噛み締め耐える。だが、同時に身体の熱が一気に高まる。
ずるりと性器をぬかれる感触に「…あっ」と名残惜しそうな声がガイの口から漏れる。


男は満足そうに息を吐き、反応をみせているガイの性器に触れる。
「気持よかったのかね。こんな愛らしい性器を勃ち上がらせて」
「ああっ」
触れただけで、びくびくと身体を震わせる。
だが、そこにもう一人の男が割って入る。
「次は私の番ですよ」
「おお、そうでしたな」
そう言いながらも寝台から降りる事無く留まる。
歳若い少年が肥大した醜悪な中年に組み敷かれる図は、もう一人の男の視覚を大いに刺激したようで、すでに興奮している。
ベッドのうえに足を開いて座ると、ガイに「乗りなさい」と短く命じる。
身体をゆるゆると起こす。視界は相変わらず定まらずに揺れている。膝の上にあがろうとする所で、肥満男が「こちらを向くように」と命じる。
二人同時の言葉に戸惑い、どうしたものかとベッド近くの椅子に座ったままの主人へ視線を送る。
公爵がうなずいて返してきたので、男に背を向けた格好で膝の上を跨ぐ。
腕を回し勃ちあがった性器に触れ、綻んだ蕾にあてがいじわじわと腰をおろす。
「ほう、これは」
感嘆の声を漏らすと、腰を掴んで一気にガイの身体を落とす。
「ンーーッツ」
根元まで貫かれる形で、ガイはその衝撃で声をあげる。
だが、その荒々しい激しさに、痛苦以外のものを感じ取り始めていた。
それを指し示すように、性器は腹につくほどに勃ちあがったままである。
肥満の男が四つん這いになると、まだ愛らしい色をしたそれを咥え込んだ。
その感覚にガイは背をしならせ、太ももをびくびくと痙攣させる。


「おやめ…くだ…ああっ、お願…いで……」
ひたすら従順で、言葉を発することのなかったガイの反応に気を良くした男が、肉厚の舌でガイの性器をねぶりはじめる。
はふはふと荒い鼻息が下腹にかかり、嫌悪より先にくすぐったさに甘い声を漏らして腰を揺らす。
「おやめく……んっ…んんん…っ、やあ……ぁだぁあぁっ!」
もう一人の男が背後から、まだ小さな桜色した胸先をいじり始める。
「やぁっ! あ、あ、あ……!」
すぐさま反応し、尖った小さな乳首を指で捏ねくり始めると、顔を振り乱してガイはひっきりなしに喘ぐ。
鼻腔をくすぐるあの香りが理性を麻痺し溶かしていく。
「やあ…っ!もぉお……ぉ…ぅぅう!出…ちゃぁ…ぁあぁ」
男が咥えたまま「らしなさい」というと、その刺激で快楽が一気に駆け抜け、目の前で白くはじけた。
大きく開いた足をピンと突っ張らせ、身体を不規則に痙攣させながら、ガイは絶頂した。
はあはあと熱い息しながら、身体から力が抜け落ちる。だが、まだ身体の奥底が疼き、貪欲に快楽を貪ろうとしている。
男のふくよかな指がガイの細い顎をとらえると上を向かせる。
開いた口に肉厚な唇を重ねると、今しがた出したガイの精液を流し込む。
どろりとした生臭い粘液と共に、男の舌はガイの口内を嘗め回す。
嚥下してもなお口内を貪り尽くし、背後の男も胸を弄りながら下から突きあげる。

きもちいい

「ふ……ンンッツ」
漏れる息は甘く色づき、快楽に染めがった事を示している。
肥満の男がさんざん貪り満足したように、寝台から下りると、もう一人の男は体勢を変えてガツガツと腰を打ち付けはじめた。
寝台傍の椅子に腰を落とし、満足そうに息をつく男にグラスに入った水が差し出される。
「いやあ、実に愛らしい。やはり手元に引き取ってじっくり愛でてあげたいものですな」
男のさりげなさを装った言葉に、公爵は表情を変えず
「私の息子もあれを気に入っておりましてな。それはご容赦いただきたい」
ふう、と名残惜しそうに寝台を見る男を冷ややかに見詰めながら、公爵は片手を掲げる。
壁際に置物の如く静かに立ち、存在感を消していた執事が、音もなく主人へと近寄る。
「あれを」
「かしこまりました」
真紅のビロードの上に、半透明のリングが置かれている。それを恭しく客人の男に差し出す。
「おやこれは」
「長く愉しめるようにと用意おいたものです。根元ではなく半ばあたりが丁度よろしいと思われますな」
弾力のあるそれは確かにせき止める目的ではないようだ。
興味深そうにそれを手にとる。
催淫効果のある香を練り込んだ蝋燭がいくつも火を点され、その香を長く吸い込んでいる男の性器は吐精してもなお硬度は保ったままである。
丁度その時、ガイがひときわ高い嬌声を上げ、男がくぐもった声を漏らした。
「では早速」と嬉々として椅子から立ち上がり寝台に寄る。
ギシっと軋む音とともに寝台が揺れる。
熱いほとばしりを身体の奥に受け、その刺激によって続け様に達したガイは快楽に溺れ溶かされている。
視界は薄ぼんやりとしていが、荒い息遣いであの男が再び覆いかぶさっているのがわかる。
貴族の醜く太った男。普段のガイならば内心で、キムラスカの豚、と蔑むような醜悪さ。だというのに、身体はまだまだ熱を欲している。
顔をシーツに押し付けられ、腰だけを高く掲げられる。
トロリと先ほどの白濁した液が内腿を伝っていく。
男の欲望が一気に差し入れられる。待ち望んでいた刺激に身体が震える。
「あああ…っ!」
濡れた嬌声をあげたガイであったが、次には戸惑いの声をあげる。
「な………ぁ!ん……で……あ、アアッ!」
激しい律動に違和感をおぼえる。なにかが、抜き差しのたびにゴリゴリと凝りをひっかけていくのだ。
「やぁ…だぁ!、だ…ぁめえぇ、気……!持…ちぃいっ、ま、またっ…」
がくがくと不規則な痙攣をし、シーツの上に再び吐精する。ぎゅっと根元をしめる動きに男は呻きながらも、快楽をやり過ごす。茎の半ばに嵌めたリングの効能に男は下品な笑みを浮かべる。
「おお、確かにこれは長く愉しめそうだ」
ねばっこい律動をしながら、長く長く男はガイを貪り尽くした。



*********


部屋の蝋燭は全て溶けている。あの独特の香りはもうなく、すえた牡の匂いが充満している。
天井のシャンデリアの明かりが、ベットの上で四肢を投げ出しているガイの姿をてらす。しどけなく開かれた足の間から精液がまだコポコポと溢れ、顔も、身体も白く穢されている。
客人二人の姿はもうない。元より用意されていた客間へと戻ったのだろう。
公爵がガイの腕をとる。力なくなすがままにされているガイの瞳はまだ快楽の余韻で潤んでいる。
「ふむ、手を使わせなかったわけだ」
ガイの掌を撫でると、肌の滑らかさとは打って変わって皮膚が硬くゴツゴツとしている。
少年のそれは、剣の鍛錬の証であった。
「今日の褒美だ。ルークの護衛騎士の見習いとして帯剣を許可しよう」
その時に、ガイの目に光が宿ったのを公爵は見逃す事はなかった。
普段は押し隠している、その剣呑な光こそが公爵を愉しませるものであった。
「さあ、身体を洗ってきなさい。まだお前の仕事は終わってはいない」




匿名様からいただきました「公爵の命令で、お客様の夜の相手をさせられちゃう復讐に燃える頃の子ガイ(激しめ)」でした。
激しめ…になったかなあ、と思いながらも自分の好きな要素を詰め込みまくりました。
モブガイは書いて楽しくて楽しくて。子ガイだったのですが、あまりショタが書けなくて15歳の少年になってしまって申し訳ないです。
リクエストを有難うございました。



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