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zzz
願わくばそれが愛でありますように!
※時々似非うちなー、時々標準語…
ずびばぜん!








これは恋か?

裕次郎が好きなの?

裕次郎への恋?




「裕次郎ー。ちゅーや、部活ないんやっし?」
「ないさぁー」
「んじゃあ、帰ろー」
「おー」



私たちはこいびと同士。
付き合ってています。
え?始まりはどっちから?
どっちからだろうねぇ。
私が持つ記憶では去年の夏くらいに裕次郎が



「わったー、付き合ってるみたいだな」



とかなんとか言い出して、そんなことから始まった様な気がする。



「チャリ取って来るから、ちっと待ってろ」
「はぁい」



そんな感じだから、私は最近『恋』って何なんだろうと思う。いつから、どこからが恋と呼べる代物なのだろう。いつも一緒にいて、居心地が良いというのは恋の内に入るのだろうか。



「好きだけど、好きとは違う様な?」



何か泣けて来た。
私にとっての裕次郎と、
裕次郎にとっての私って
一体何なんだろう。
考えても考えても尽きない。

そうこうしていると、あいつが戻って来た。



「そう言えば、さー」
「なぁによ」
「やー、今日誕生日、だよな」
「そうだけど、何?何かくれるの?」
「まあ、」



隣りを歩く裕次郎の耳が真っ赤だ。頬も真っ赤、だとは思うけど、いかんせん裕次郎の方が背が高いし、何故か私の一歩前を歩いているから良く分からない。

少しの間沈黙が続いた。
私が話し掛けても「おお」とか「ああ」としか返事をしないから、私はなんだか面倒くさくなったのだ。

すると、突然裕次郎は立ち止まって、こっちを向いた。
予想通り、顔面が真っ赤だった。

(…可愛い)

何て思ったのも束の間。
唇に、裕次郎の気配がした。



「た、誕生日、おおめでとうな」
「裕、次郎…」



何と言うタイミングか、
5時を知らせる鐘が、私達を我に返す様に鳴り響いた。



「あっ、あの、送ってくれて、ありがとう!また!明日!ね!」
「あっ、あい!」



え?え?え、え?
この暑さは沖縄の熱帯気候のせい?尋常じゃない速さで体温が上昇している。(眩暈がしそうだ)
いや、何か別の要因がありそうだ。
暑くて頭がおかしくなってる?


今、過去に例を見ないくらい、目茶苦茶速く走っている気がする。100mも5秒くらい。きっと、今なら空をも飛べる!



(…違う違う!これは、私の知る恋じゃない!)





願わくば、



願わくばそれが、でありますように!






(そうだったんだ!)



―――――――――――


本当に似非うちなーぐちで申し訳ない/(^o^)\特に沖縄の方にすみません。おべんきょします。


タイトルは
確かに恋だった さんからお借りしました。







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