zzz
テレパシー会得
「おっ御伽くん！」
「あのね、あの…」
「すっ」
「「好きです」」
なんでだろう。
君の言いたいことが
手にとるように分かる。
テレパシー会得
「なっ…なんでわかっ…」
「な…なんでだろうね」
「御伽くん…テレパシー使えるの？」
「そう、かもしれないね」
ほんとはね、君が小刻みに震え、君の顔が真っ赤に染まっていたのが見えたから。
それでも、それだけで君の言わんとしたことが分かったのは、僕も君のことが好きであるか、本当にテレパシーを会得したのかのどちらかが正解だと思う。
十中八九、前者が正解だけれども。
「ねえ」
いまなら君も
テレパシーが使えるかも
しれないよ。
「僕の答えを当ててみてよ」
君の想いは
必ず僕に届くんだから。
(もしかして…だめなの…？)
(えっ、違うよ！)
君が会得するには、もう少し
時間が掛かるかもしれないけど。
お題提供風雅様
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