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青空の下を一緒に
居候?同棲?



悟空に告白されてから一週間が過ぎた。
今日もベジータと修行をする悟空を近くで見ていた。
(やっぱりカッコいいなぁ…悟空///)
そう思いながら見ていた。
「ねぇ華月姉ちゃん?」
「何?トランクス」
私は隣に座っているトランクスを見た。


「姉ちゃんは悟天のお父さんと付き合ってるの?」
「え…な…てかなんでそんなこと聞くの?///」
突然のトランクスの質問に驚いた。
悟天は私の膝に座りながら見上げた。
そしてニコニコしていた。
(こ…これは…あきらかに期待を込めた笑顔…)
そう思った。


子供の期待に応えるべきか…。
一瞬は少し悩んだ。
悟空に告白されたのは事実だ。
私は二人を見た。
「子供には答えてあげません」
「いいじゃーん!」
「教えてよー!」


悟天とトランクスは騒いだ。
私は黙っていた。
悟天はふくれた。
「華月お姉ちゃんのケチ」
「あ、そんなこと言うともう膝に座らせてあげないよ?」
そう言った。
悟天は慌てて私の腰に抱きついた。


ギュ…ッ。
「そんなのヤダ!」
「悟天はガキだからなぁ」
トランクスはそう言った。
そしてすましたようにしていた。
(こんなにすましてるトランクスも大きくなったらカッコいんだよね…)


そう思っていた。
その時ブルマが飲み物を持ってきた。
「トランクス、悟天君ジュース持ってきたわよ?」
「「わーい、ありがとー」」
二人はテーブルに駆け寄った。
私は軽くため息をついた。
ブルマが隣に来た。


そして椅子に座り私を見た。
「トランクス達の相手をして疲れた?華月」
「そうじゃないんだけど…」
「何かあった?」
「子供の質問ってストレートだなぁって…」
そう言った。
そして悟空を見ていた。


悟空はいつもと変わらず接してくれる。
それは嬉しいんだけど…。
いつまでも返事をしない自分が嫌になりそうだった。
「まだ気持ちが決まらないの?」
「悟空は大好き…でもこの気持ちが恋愛なのかが…わからない…だから中途半端に答えたくなくて…」
そう答えた。


その時後ろから抱き締められた。
ギュ…ッ。
私はドキッとした。
「わ…だ…誰?///」
「オレだってわからねぇのか?華月」
そう言った。
私は後ろを見た。


抱き締めていたのはターレスだった。
私はそのままターレスの膝に座らされた。
「あ…あの…おろして…///」
「嫌だ!今日はこのままお前をこうするって決めてんだ、大人しく諦めて座ってろ」
そう言われた。
私は何も言えなかった。


ターレスは満足そうに微笑んでいた。
(どうしてこう強引なんだろう…///)
そう思っていた。
ターレスはクッキーを見せた。
「ほら、口開けろって」
「え…自分で食べ…///」
そう言いかけた。


少しだけ口を開けた。
そしてクッキーにかじりつこうとした。
その時…。
「あぁーーーーー!華月に触るなよ!」
「ちっ…気づかれたか…」
ターレスはそう言った。
悟空はターレスから私を持ち上げ抱っこをして奪った

「油断も隙もねぇんだから!」
「別にまだお前のもんじゃねぇだろ?」
ターレスはそう言った。
私は答えられなかった。
ブルマは一息ついた。
「孫くんもこんなに心配してるんだし一緒に住んじゃいなさいよ」


ブルマはそう言った。
ターレスはブルマを見た。
そして立ち上がった。
「カカロットと住まわせるのは反対だ!」
「オラはここに華月を住まわせてる方が心配ぇだ!親父やターレスがちょっかいだすからな!」
悟空はそう言った。


そして私をおろした。
悟空はターレスと言い合いをしていた。
私は二人に間に入ろうとした。
その時軽々と肩に担がれ座らされた。
「ちょ…高っ…」
「暴れると落ちるぜ?」
そう言った。


そして私を見上げた。
私を担いだのは悟空のお父さんのバーダックだった。
「お前、軽すぎだぞちゃんと飯食ってんのか?」
「た…食べてるよ///」
そう言った。
そして肩からおろされお姫様抱っこをされた。
悟空とターレスはバーダックから私を奪った。


「何してんだよ親父まで!」
「あ?文句あんのか!」
「華月が汚れるだろ!」
「ターレス、てめぇ…人をバイ菌みてぇに…」
こうして三人の喧嘩…。
悟天は私の足元に来た。
そしてスカートを握った。


「ん?悟天どうしたの?」
「お姉ちゃん…僕のお父さんのこと嫌いなの?」
そう聞かれた。
私は困った。
そして悟天を抱っこした。
「その答えを私は時間をかけて見つけようとしてるところなの」
「じゃあ僕の家で一緒に暮らせばすぐに見つかるよ!」


悟天はそう言った。
私は黙った。
(ブルマにも言われてたよね…)
ふとそう思った。
悟天は可愛く笑った。
「僕もお姉ちゃんと一緒にいたい!」
そう言ってくれた。


「悟空の家に私がお世話になっても迷惑じゃない…?」
私は悟空を見た。
悟空は私の頭を撫でた。
そして笑ってくれた。
「迷惑なんかじゃねぇよ」
「じゃあ…お世話になります…///」
そう答えた。


悟空は喜んでいた。
そして抱き締められた。
バーダックは私を見た。
「華月が決めたことなら仕方ねぇな」
「たまにはこっちにも顔見せろよ?華月」
ターレスはそう言った。
私はうなずいた。


私は悟天をおろした。
ブルマはそばに来た。
「もし喧嘩でもしたり困ったことがあったらすぐに来なさいね」
「ありがとうブルマ」
私はそう言った。

悟空と一緒に暮らすと決めた。
私は悟空の瞬間移動で家に来た。
家を見て驚いた。
(テレビで見ていたままだ…)
悟空が住んでいるのはパオズ山。
自然が溢れた緑の多い場所。
(悟空達はここで生活してるんだね…)


そう思っていた。
悟空はニカッと笑った。
「オラこれから魚を取ってくっから華月は悟天と待っててくれ」
「行ってらっしゃい、お父さん」
悟天はそう言った。
悟空は空を飛んで行った。


私は悟天と中に入った。
中は綺麗に掃除がされていた。
「綺麗にされてる…」
「いつも兄ちゃんが掃除してるんだよ?」
悟天はそう言った。
(悟飯が…?ちょっと待って…何か…違和感を感じる…)
そう思った。


すぐにその違和感がわかった。
この家にいるはずの人がいない…。
そう…悟飯と悟天の母親…『チチ』。
(どうして今まで忘れてたんだろう…絶対に忘れちゃいけない存在なのに…今の今まで気にもとめなかった…)
『帰らなきゃ』そう思った。
その時ドアが開いた。


ビクッとしながら振り返った。
ドアを開けたのは悟飯だった。
私は少し安心した。
「あれ?華月さん…」
「お帰り兄ちゃん!」
悟天は悟飯に駆け寄った。
そして悟空も帰ってきた。


悟空は大きな魚を担いでいた。
それもとても大きな巨大魚だった。
「悟飯帰ぇってたんか」
「ついさっき帰ってきたんです…それより華月さんがどうしてここに?」
「今日から一緒に暮らすことになったんだよ?」
悟天はそう言った。


私は軽く微笑んだ。
(私…今ちゃんと笑えてるかな…?)
不安になった。
悟飯は笑った。
「お世話になります…」
「こちらこそこれからよろしくお願いします」
お互いにそう言った。


悟空は笑っていた。
「改まってどうしたんだ?それより飯にしようぜ」
「僕もお腹すいちゃった…」
「じゃあすぐに作りますね?」
悟空はそう言った。
そして巨大魚を慣れた手つきで捌いた。
(パオズ山の天然食材を…さすが悟飯…)


私は何もできなかった。
悟飯は巨大魚で何種類も作った。
その手際のよさにビックリした。
悟空は悟天と遊んでいた。
私は悟空を見ていた。
(悟空に聞きたい…チチさんはどうしたの?どこにいるの?悟空とチチさんはどうなってるの?って…)


心の中で何度も問いかけてる。
でも悟空の耳には届かない…。
声に出さなければいけないことなのに…。
怖くて言葉に出せない…。
(気にしないようにした方がいい…?)
自分に自問自答していた。
決して答えはでない…。


答えが出ないんじゃない…。
聞く勇気が私にはないだけ…。
今だけ…もう少しだけ…。
好きな人とのこの時間を過ごさせてください…。

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あきゅろす。
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