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こんなとこでしか言えないけど*ラビ 「おはようございます､ラビ」 「よー､アレン」 こんなとこでしか言えないけど 朝食の時間に食堂でひとり座って 食べるわけでもなくパンをいじっていると目の前にアレンが座った (因みにじじぃはコムイんとこ) アレンの持ってきたトレーの上にはいつも通り大量の料理 本当に朝からよく食うさ､こいつ 「何ボーッとしてるんですか､ラビ」 「いや､何でもないさ」 「そうですか?」 未だ不思議そうな顔をしていたアレンだが俺が何も答えずにいると いただきます､と言って大量の料理を食べ始めた すごい勢いで皿は空になっていく このほっせー体のどこにこんな量が入るんだか 寄生型の謎さね 「おはよー､アレン」 突然聞こえた声に､半分寝ていた俺の頭は一気に冴えた だって､この声は俺の大好きなマリアの声 「ほ､ほふぁほうほふぁいはふ」 そんな間抜けな返事をするアレンにクスクスと笑ったマリア 可愛すぎるさ! 「ラビ､おはよう」 「おはようさ､マリア」 とりあえず笑顔で挨拶を返すけど､内心ドキドキ! 俺､普通に返せてるか? こんな笑顔向けられたら普通でいられるわけないさ! 目の前でにこにこしながらマリアと話してるアレンをちょっと尊敬する (ついでにずりぃさ､アレン) 「マリアー､室長が呼んでるぞー」 「あ､はーいっ」 じゃあね､ にっこり笑ってかけていくマリア くそー､リーバーの奴 俺のマリアを連れていきやがって ……いや､俺のではねーけどさ じっとマリアとリーバーを見ているとマリアが不意に振り向いた マリアを見ていた俺は自然と振り向いたマリアと目があって ば い ば い 口パクでそう言ったマリアは最高の笑顔で大きく手を振った 「かっ､可愛いさ…!」 まともに手を振り返すことも出来ずに固まる(しかも､多分顔も真っ赤な)俺を見てアレンが笑って なんだか癪だったけど､今は文句は言わないことにした (言ってもどうせ笑われるんさ) こんなとこでしか言えないけど (ほんと可愛いさー)(こんなとこで言ってないで本人に言えばいいじゃないですか)(言えたら苦労しねーだろ)(ラビってそんなキャラだったんですね)(自分でもびっくりさ) ラビってこんなキャラだったんですね← 20080620 →#  |