○月×日（晴れ）

リクオ様は今日も麗しい。

本日も元気よく学校へ行かれた。
昼の若は人間の血が色濃く出ているせいなのか、私達と比べると見た目の成長が早い。
昔はあんなに小さかったのに、今では変化されたときなど背が追い抜かれてしまっている。
ああこの首無、少々寂しく思う。

さあて、そろそろ若の部屋の蒲団を干しましょうか。


コメント欄

なんか爺さんのようなコメントね〜。（姐）
姐さん…手厳しいっすね。（首）





○月△日（曇り）

今日はリクオ様を観察してたの！
正直、授業は受けられないからつまらないのよね、学校。
でもその時はリクオ様をじーっと眺めるの。
今日なんて体育でサッカーをやってらしたんだけど、もうさすが若！
ネットにボールが吸い付いたように見えたわ！それも何度も！

はあ…若、なんて凛々しい…。

ただルールは知らないのよね。でも若の組が勝ったみたい。さすがリクオ様…！
明日もバッチリ若をお守りするわ！



コメント欄

本当羨ましいなあ…僕も首がなあ…。（首）
というかそれ、見守るですよね。（黒）





○月□日（飴）

若をお守りするのは楽しい。
といっても、俺は最近出入りを人間たちに頼まれているんだが…ヘッドってなんなんだ？

若はちなみに数学っていうもんのときに前で何か呪文書いてたなあ…。
何かざわざわしてたけど何だったろうな。訳わかんないなあ、人間ってもんは。



コメント欄

最近違和感を感じていましたが…まさかヘッドになってたんですね。ま、青にはお似合いですよ。だが、世の中には知らなくていいこともあるぞ。（黒）
ってか飴に書き間違えるって…ある意味高等技術よね（姐）





○月▼日（野分が来たようだ）

風が強いもので、ずっと毛布に包まっていた。

け、決して怯えていたわけではありませんよ！



コメント欄

怯えてたんだろ（青）
あの塊…黒田坊だったんですね…（首）





○月◎日（晴れときどき曇り）

聞いてよー！今日は私が台所に居て手伝ってたんだけど、なんとあいつが…居たの！
鼠が居たのよ！もうなんでいるのかしら！
ここにも書くの嫌になるわ〜！

しかも逃げちゃってさ…きぃー！誰か見つけたら頼むわよ！

あーぞわぞわする！




「何だかだんだん愚痴になってますね、コレ」

「誰だよ…若の日々を記録しようって言った奴は。実行できてねえじゃねぇか」

「…黒田坊じゃなかった？」


（（（あ、あいつ……！）））



言い訳

ほのぼのが書きたかったんです…ぐすん。
奴良組ばんざーい！←