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一粒の欠片


「…ってぇ」(軽いドス)

微かに聞こえた声

うわわ!?俺、マズイ人にやっちゃった!?
よく見てみれば、頭銀色っぽいし!(ちょっとキレイだよなぁw
きゃーー!!・・・って誰だよ俺!
マズイ、テンパってる!落ち着け俺!

「す、すんません」

「…ぃや、大丈夫だよ。君こそ怪我はない?」

???あれぇ?
先程、ちょっぴり殺意が籠った声を出した人と同じ?


・・・知らない。榎緋クン何も聞いてない


「…み……君!」

やっべ、トリップしてた

「あ、は、はい!大丈夫です」

声がでかい。とりあえず兎にも角にも落ち着け。

「あれ?君…転入生の子だよね?」

よくご存知で。
コイツの言ったとおり俺は1ヵ月前にこの学園に転校してきた。

「はぃ。楠木って言います。」

そういや、コイツなんか見たことあるような…誰かに似てんのかなぁ?
兄貴はこんな綺麗系じゃないしなぁ

よく見ようと、鬱陶しい眼鏡と髪越しにじっと見つめる。

「僕は灰羅 緒輝(カイラ オキ)・・・・・なにかついてる?」

そんな俺に灰羅って奴は少し引いてしまった。

「す、すいません…極度に視力が悪いもので」

やばいやばい。ん〜でも誰だ?
絶対知ってるんだよ

どうしてか?

心がざわついてるから
記憶が信じられなくても
心は嘘を言わないはずだから



−−−−−−−銀色の髪−−−−−−


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あきゅろす。
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