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噛み癖(ドフラ)


「うぁ、あっ!あ!」


ドフラミンゴには噛み癖がある。


「い、でェ…!あぐっ…!あっ…!」


それも本気の、噛まれた者が絶叫を上げてのたうち回りたくなるくらいの噛み癖が。
サボの逃げを打つ体を押さえ込み、思いっきり首筋に歯を立てる。


「…フッフッフ。血が滲んで来ちまったな」


彼がぐったりした頃合いに、首筋から歯を離して、歯形所か血が出てしまったそこを長い舌で舐めるまでがデフォだ。
元々、この関係を持ち掛けたのはドフラミンゴであった。
彼の首筋に、無性に噛み付いてやりたくなったのである。
サボは革命に金が要り、ドフラミンゴは金を持て余している。
利害の一致であった。
サボがドレスローザか近くの海域に来た時だけ行われる、秘密の売春。


「なァ、もう一回噛み付いても良いか?」


ドフラミンゴが聞くと、彼もすっかり小慣れた物で何とも強かにこう返して来る。


「構わねェけど、一回目と同じ料金を貰うぜ?」


勿論だ、ドフラミンゴは即答した。

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あきゅろす。
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