ナンパ(青ゾロ)
※ゾロは二年前の方が好きです。ドレスローザの変装も好きだけど
※それにしても何でこの組み合わせのネタ浮かんだんだろ()
自由奔放な海軍大将、青雉と街中でばったり単身遭遇してしまったゾロは思わず刀に手を掛け身構えた。
「…あらら。そう固くならなくても、おれは何の指令も受けてないから今は殺さないっての」
「信用出来るか!!」
「まァ、それにほら。ここ街中だしな。おれらが戦ったら色々迷惑掛けちまうだろ?」
「…っ…!」
パキ、パキンっ。
こんな会話をしながらも青雉に抜かりはなく、ゾロの刀の柄と鞘のつなぎ目が見る見ると凍らされていく。
「そんな事より兄ちゃん、腹減ってないか?」
「はぁァっ!?」
「ほら、あそこの店に行こうと思っててさ。奢ってあげるからちょっと付き合いなさいよ」
「何でおれが海軍大将と仲良く飯を喰わなきゃならねェんだっ!」
凍らされた刀を必死に抜こうとしているゾロに対し、近くのお店を指差しては移動を促す青雉。
温度差が半端ない。
しかし次の青雉の台詞に戦闘体制だったゾロの動作がぴたり、止まる事となる。
「お酒も奢るからさ」
端から見ればナンパにしか見えないのだが、ゾロにその意識はなく歩き出した青雉のやや後ろをブツブツ酒だけだ酒だけとぼやきながら付いて行ったのであった。
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