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躾は痛みで*(ドフラ)
※猟奇を極めた
※切断描写注意


三度、ドフラミンゴは許した。
革命軍参謀総長、サボの脱走未遂を。
王の間、玉座の前に引っ立てられ幹部らがサボの腕をそれぞれ捉えて拘束している。


「…三回目はねェ、と言った筈だ。サボ」


彼は海楼石の首輪を付けられているのだ。
逃げられる範囲には当然限界がある。
玉座から立ち上がったドフラミンゴはサボの前に行き、幹部にしっかり押さえ付けておけと短く命令したかと思えば足を高く上げた。
靴裏にきらり、と光る鈍い糸。


「ぐっ…!あ゛!あぁっ…!」


その足が思いっきり降り下ろされたのと、サボが絶叫を上げたのは殆ど同時であった。
鋭利な刃物で切断されたお陰か出血は殆どない。
幹部らが解放してあげるとサボは直ぐ様崩れ、左手で右肩を掴んで床に倒れ激痛にのたうち回る。
その右、肘から先は綺麗に無くなっており指から肘までは所有者から何てこともない風に離れドフラミンゴの足元に転がっていた。
ドフラミンゴは転がって来た腕を拾い上げて


「医者を呼べ。止血させろ」


短く命令する。
サボの絶叫を尻目にれろぉ、拾い上げた腕の指を舐め上げた。
長い舌で一本ずつ、それはそれは幸せそうに。
この空間にドフラミンゴの行動を否定する者は誰一人としていない。
そして最後にその腕をゴミみたく放っては


「次に逃げたらどこを切られてェ?選ばせてやるよ、サボ。フッフッフ」


果たして聞こえているのか否か、絶叫上げてのたうち回っているサボに四回目の脱走の罰を宣告したのである。

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