愛玩奴隷(ドフラ)
(都合によりローがドンキホーテファミリー)
「こいつが新しい奴隷か?ドフラミンゴ」
初仕事と言う名のフェラを終えるなり、ぐったりしたままのサボを置いてどこかに行ったドフラミンゴは傍らに若い青年を連れて戻って来た。
「どうも顔色が悪くてな、診てやっちゃくれねェか?ロー。何しろお高い買い物だったんだ、直ぐに死なれても困る」
青年はドフラミンゴの命令を受けるなり牢屋に入って来て、面倒臭ェから暴れるなとだけ告げてサボの体を触りだす。
注射器を取り出され明らかに身を強張らせたサボにただの栄養剤だと告げては腕を掴み、手際よく針を刺して処置をした。
診断の結果は極度の疲労だろうと言う事。
何やらローはドフラミンゴと話していたが、ずる、サボは座ってすら居られなくなり体が壁を滑って床に倒れていく。
「栄養剤に睡眠薬も混ぜて置いたから良く眠るんじゃねェか?」
「フッフッフ。早く元気になって貰って、声を聞きてェもんだ」
「声?」
ドフラミンゴはローにこっちの事だ、と告げては入れ違いに牢屋に入り床に倒れているサボの体を軽々と抱き上げた。
目を瞑っているサボの瞼にキスを落とす。
それはそれは優しい動作で。
だがドフラミンゴは聞き逃さなかった。
サボが彼の腕の中で小さな声で
「ドラゴン、さん…」
と呟いた事を。
「フッフッフ。ご主人様以外の名前を呼ぶなんて、まだまだ厳しく躾をしてやらなきゃならねェみてェだな」
壊れないように
自分しか見ないように躾なくてはならない。
飴と鞭を使い分けて。
ローはドフラミンゴに妙に気に入られているこの新しい愛玩奴隷に心から同情してやった。
してやっただけで、何が出来るでも無かったが。
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