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愛玩奴隷(ドフラ)
新しい奴隷を買った。


「フッフッフ。そうだ。綺麗に洗え。汚れは一欠片も残すな」


革命軍参謀総長にしてメラメラの実の能力者だと言う若者を。
確か名前はサボ。
だが奴隷にかつての身分は関係無い。


「がっ…!ぁっ…!」


今、その奴隷は海楼石の枷を付けられたまま全裸に剥かれて数人の屈強な男に湯船に沈められ、体を洗われている。
泡まみれだ。
相当乱暴に捕縛されたのか、汚れており、ドフラミンゴも同じ能力者として海楼石と水溜まりの不快さは察せられたが何しろこの汚さが勝った。


「…さァ、プレゼントだ。見ろ、お前のネームプレート付きの首輪だぞ?嬉しいだろ」


湯から引き上げられ、ぐったりした彼の体を起こしてやりバスタオルで甲斐甲斐しく拭いてあげるドフラミンゴ。
部下に、例の自分から逃げたら爆発する厳つい首輪を持って来させた。
その首輪は特別製で、サボの名前が銀の板に掘り込まれている。
返事は無い。


「仲間に会いてェか?」

「…」

「おれは優しい男だ。お前が良い子にしてたら、たまになら会わせてやらねェ事も無い」


この奴隷に掛けた値段は三億ちょっと。
最後まで粘って来たのは、恐らく革命軍関係者であろう。
だがドフラミンゴは勝った。
何しろ予算は無尽蔵。
今回の奴隷はこの火傷の跡も含めてとにかく顔が気に入った。
まだ悲鳴しか聞けてないが、声も良いと来てる。
大事にしたい。
一生、自分なりに大事に、その過程で彼が壊れたとしても。
ドフラミンゴはサボの首を指でついと一撫でしてから首輪を嵌めた。

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あきゅろす。
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