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欲しい物*(ドフラ)
イゾウは横たわるドフラミンゴに股がっては艶かしい躍りとその躍りに釣り合わない苦悶の声を張り上げ、ドフラミンゴ本人と傍らに見学する黄猿に痴態を披露していた。


「はっ…!ぁっ…!」

「フッフッフ。お疲れさま、だなイゾウ」


彼の躍りが潔く止めてもらえたのはドフラミンゴの一発目の欲が尻穴に吐き出され、実に何時間も立ってからの事。
未だにずっぷりと規格外なペニスを埋めさせられたまま、顔やはだけた着物の胸や腹辺りにまでじっとり汗が滲んでいる。
イゾウは辛うじて気こそ失わなかった物の、流石にその口からもう悪態が返って来る気配はない。


「黄猿、風呂を借りてくぜ?それと、似たような着物がありゃ欲しい。こいつに合うのは着物だ、フフフ」

「それは構わんけど…処理までするつもりかい?君の部下にでもやらせれば良いじゃないのォ」


ずるり。
ドフラミンゴは自由を取り戻させても暴れられないイゾウを支えて尻からペニスを引き抜いては、そのままイゾウの体を抱えた。
所謂、姫抱きだ。
終始この一連の行動を見学していた黄猿は正直、ドフラミンゴの対応が意外で仕方なかった。
彼の尻を丹念に慣らし、長時間無遠慮に操って犯しはした物の本当にイゾウに反応が無しと取れるなり早々行為を切り上げた上、体は自ら清めるようだし着替えを要求する辺り一発使い捨てにしたい訳でもない様子。
海軍に引き渡せば莫大な懸賞金が貰えるにも関わらず、である。
その黄猿の疑問に答えるべく、ドフラミンゴはいよいよ意識があるような無いようななイゾウの額に口付けを落とす。
思いの外、優しい口付けを。


「こいつはおれが奪った宝モンだ。白ひげがどれだけ大事にしてたか知らねェが、もう返してやるつもりはねェよ」

「…お〜。随分熱烈だねェ。わっしらに返されても監獄に行かされる身だし、まァ気に入ったのなら好きにしなよ」


黄猿はもう驚きはしなかった。
思えば彼は国王だ。
“金”なら腐る程ある。
ならば欲しい“人間”に拘るのはある意味当然の心理なのかも知れない。
黄猿の関心は果たしてこのじゃじゃ馬隊長をドフラミンゴがこの先一体どう躾て行くのか、の方向へと移った。

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