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ギャンブル(ドフ×1+16)
ドフラミンゴが提示したギャンブルの内容は実に簡単であった。
彼が用意させた奢りのこの最高級ドリップ酒。
これを徳利一本分、マルコかイゾウ、あるいは二人が協力しあって飲みきれるかを賭けようと言う物である。
ちなみにドフラミンゴは当然飲めないに賭けた。
それを聞いていたドンキホーテ海賊団の幹部らからは無理無理、ドフィが勝つさと言う笑い声が上がっている。
無理と言われてはなお引けないのが彼等の性格。


「お前らが勝ったら賞品は…そうだな、金と酒を存分に用意させよう。買い占めには来たがまだまだ腐る程ある」

「…おれらが負けたら?」


余り考えたくはないが、一応とマルコが負けた際の条件も聞いておく。


「…フッフッフ。そっちは内緒だ」

「あァ!?」


内緒、なんてからかわれて直ぐ様イゾウが噛み付いた。
思わずマルコがイゾウ、と小声にたしなめる。


「まァ、安心しろ。そんな無茶な要求をするつもりはねェさ」


ドフラミンゴはそんな二人の様子を彼等の座っていた椅子を片方奪うとどっかり腰を掛け、楽しそうに眺めて笑う。
そしてどっちが飲むか、勿論片方が瞑れたら残った方が挑戦しても良いと促す。
最初に徳利酒を手に取ったのは


「…流石にこいつは飲んだ事ねェな」


イゾウであった。
大丈夫かよい、とマルコがちょっと心配そうに聞くが今更やっぱりこのギャンブルはなしで、とは言い出せない。
ドフラミンゴが纏う空気的にも、彼等のプライド的にも。
イゾウは徳利に口を付けるとさっさと飲みきって金と酒を頂いてしまおうと酒を喉の奥へぐいっ、一息に流し込んだ。

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あきゅろす。
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