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それは悪癖*(ドフ藁)
バジル・ホーキンスと言う男とたまに会い、自分や幹部らに関する占いをさせている内にふらり、ドフラミンゴの悪い癖が頭を持ち上げた。
男も女もイケて、目の前の堅物そうな男の乱れる姿を見たくなったと言う、悪癖が。


「…はっ…!ぁっ…!」


占い途中であった無防備な手を引っ張り、ソファに引き倒す。
ベッドに行くのももどかしいくらい興奮していて、あまり乱れもしなかった彼が後ろの穴で鳴けるようになるまで獣のように犯しまくった。
のがもう数ヶ月前。


「…おれに会えば犯されるってのが分かってて、何で逃げねェんだホーキンス」


ホーキンスはそれからも普通にドフラミンゴの呼び出しに応じては、相も変わらず占いを披露していた。
勿論、一回やってしまえばドフラミンゴ側からすれば二回も十回も変わらない。
会う度に彼を抱いては、まァ占い料金とは別にチップを弾んでいる。
いる、がそれにしても何とも平静な物だ。


「…問題無い。二回も十回も同じ事だ。それに、逃げた所でお前がおれを諦めるとも思わない」


ドフラミンゴの質問に対しても実に冷静に切り返して来た。
寧ろ毎回尻を犯されている側とは思えない男らしさすら感じる。


「お前を諦めない、か。ここだけ聞くとまるでロマンチックな恋愛みてェだな。フッフッフ」

「…」

「冗談だ」


軽口にも実に冷ややかな眼差しが飛んで来た。
ゆくゆくはお前を自分の海賊団に囲いたい。
何て言ったら彼はどんな反応をするのだろう。
やはり冷静に切り返して来るのだろうか。
ドフラミンゴは占いを終えるや否やのホーキンスの手を引っ張り、抱き寄せながらそんな悪巧みを過らせた。

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あきゅろす。
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