初恋ラブVOICE
ジュンに相談



シャワーで恵兎の体を暖めると、中にある自分が放った精液を出す為に、傷付いてしまった臀の孔を今度は優しく扱う。
中指を入れて精液が出るように、中の壁を押す。


「ぁう…、…ひぃ……っ…、」


気絶しながらも後処理に感じてしまい、無意識にまた声を出す。



全部自分が出したものが、中から出たんじゃないかと思った時には、恵兎の虚ろな目が開いていた。

「ゃ、よし、に…。」

「大丈夫、もう酷くしないから…」




「ウソ、だ、」


その言葉に自分は信用されてないんだと思わされて、恵兎を抱き締めてしまった。


「本当に、本当だから…!」

「よしに、くるしっ、」

「うわああ、ごっ、ごめん!」






◇◇◇◇◇◇◇◇






「絶対に、おかしい…!」


「今度はどうしたの…」


あの出来事から数日経ったある日。
イライラしている恵兎にため息混じりに話しかける純一。


「…あ…ジュン……あのさ、実はさ…。」





ジュンにあの出来事を言って、それから、その日から良兄がよそよそしくなった事を話した。


「あー…遂に手を出したんですね…良克さん…。」

「…?…今何か言った?」

「いや、何も?」


いつも無表情なジュンが笑顔で言うから、すんごく怪しかったけど、ジュンが話し始めたので、その事は忘れて聞き入った。



「あのさ、恵兎って、良克さんの性格わかってないよね。」

「…え?」

「あの人は、不良時代、目が合っただけで喧嘩するほど激しい人だったんだよ?」



「…………。」


「恋人とかできても、すぐボロボロになって使い物にならないぐらい。」

「……ボロボロ…。」




「でも、恵兎には慎重に触れてた…だからあの人を誘った時点でこうなる事は当たり前。」

「…そんなの…知らないし…。」


「まあ、それでもって言うんなら、覚悟するしかないね。それか、珍獣を巧みに操るか。」

「……珍獣って…。」





結局、良兄が言ってた覚悟って何だったんだよ…?
ジュンが言うような事なのか?

悶々と考えてたら、なんか忘れてるなーって思った事を思い出した。


「あれ?タロは?」

「ああ、ご主人様の所。」

「は?」


「まあ、それは今度ね。今は自分の事を考えなよ。」

「え?あ、おう。」




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あきゅろす。
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