初恋ラブVOICE
ごめんね



◇◇◇◇◇◇◇◇



何であんな事をしてしまったんだろう。

正直自分でもあの時、恵兎を犯した時の記憶が曖昧だ。



昔から俺はどんな事でも興奮すると、自分を抑えきれない質だった。

だから、当時小さくてすぐ壊れてしまいそうな恵兎には優しく接するように、心に決めていた。


なのに、このざま。
恵兎が俺に好意を抱いてると知って浮かれ過ぎたんだ。



やっぱり止めておくべきだった。
止めていれば、恵兎を傷付ける事もなかったのに…。




「ヤっちゃったものは、もう後戻りなんかできっこないよね…。」


目の前で気絶している恵兎を見て呟く。





「ごめん…ごめんね、けい…。」



いくら謝ったって無かった事にはできないけど、それでも…謝らなきゃと思う自分がいた。








今日は恵兎の両親は居ないので、二階にある恵兎の部屋から一階にあるバスルームまで恵兎を抱き抱えて連れていく。

意識のない恵兎の後処理をする為に、バスルームにきた。


「……ん…」


シャワーの水があたったからか、恵兎は無意識に小さな声を出した。




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