初恋ラブVOICE
知りたくて



「それであのメールは何だったの?」




呼び出された理由が知りたいのか、そうきりだしてきた。



オレは立ち上がって机の上にあった声優の雑誌を突き出した。





「……あ。」



意味がわかったのか、苦虫を噛んだような顔をした。



「…何で言わなかったんだよ。」

「え?」




「だ、だから!こんなにも昔から一緒にいんのに、何の仕事してるとか言わねーんだよっ。」





オレの言葉を理解して、きょとんとした顔からまたヘラヘラした顔に戻る。

それを見ていて、イラッときた。






「そっかぁ…けいは俺の事知りたかったんだねー。」

「ばっ!…ちっ、ちげーよ…。」

「はいはいはい。そうゆう事にしときますか。」

「だから、」





その続きを遮るように、深く口付けされた。


口の中がスゴく気持ちいい。
下に直結するような気持ち良さ。
キスもろくにした事がなかった自分はされるがままになっていた。






何分経ったのかわからないぐらいされて、快感に弱いオレは惚けきっていた。

良兄は満足したのかオレの唇から離れていく。







「ねぇ…けい?」

「…ん、ぁ?」




「俺の声…好き?」



「み、耳元で、しゃ、喋んなあ!」





耳元で喋られた瞬間、ズクッという感覚が下にきた。



「…あれ?けいって耳弱い?」

「う…う、うるさっ、」


「…可愛い…、恵兎…。」



「うぁ、ううっ…、もお、やだあ。」






涙目になって良兄に訴えると、今までで一番いやらしい笑顔をしてオレの服を脱がしながら言う。




「この前より、もっと…キモチイイ事、しよっか…」




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あきゅろす。
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