神様が来た!
なんか嫌な予感がして
目を覚ました。
ら、オッサンが枕元に正座しており。
めんどくさいけど突っ込んだら神様だって言う。
これ水木しげるの世界きたよ。
貧乏神か貧乏神だなと問い詰めると。
違う全知全能の方。
等と、ぬかすのです。
なんで神様が家に来たの。
お前さんがあんまり憂鬱な顔をしていたので来てやったのだ有り難くおもいな。
ほ、本格的に痛んでらっしゃる。
喧嘩をするのもアレなのでハイハイ受け流していたら、
お前さん土地をやりなさい。儲かるよ。
と言いだしたので、
神様、元手がありません。
と言うと、えーマジでー最悪ー。等と非難された。
神様なのになんで知らないのでありますか。
俺、だって神様だよ?全部めんどうみてんのよ?一々解んないよ。たまたま、お前さんの方見たら憂鬱そうだったから来てやったんだから知らねぇよ。
と頭から湯気を出しながら怒るので、あぁこの人の髪の毛はカツラではないんだな。
しかし脳は豆腐で出来ているようだ。
戸締まりちゃんとしたはずなのになぁ。
等とボンヤリ思いながら限界だと思い、寝たいので帰って下さいと思いきって言ったら。
たまにはいいかな、と思うんだよね。
と言って帰ってくれない。
それで神様はどうしたかと言うと、
それから一週間ばかし住み着いて必ずエアコンの温度を28度に設定し暑がりの私と喧嘩をしたり、
朝日より読売のがいいと人ん家の新聞にケチをつけたり、
部屋の隅で踊ったりして。
何故か円盤が迎えに来て帰ったのだった。
神様はストラップをくれて、
ストラップには「愛とか勝手に創りやがって。」と書いてあった。
めんどい、と思った。
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