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微力で無力な私は消した
そう、遠い遠い夢の中へ


いつしか自分に自信が持てなくなった

いつしか影に隠れるようになった

いつしかそんな自分を嘆くようになった

いつしか変わりたいと思い始めた

いつしか目の前に猫が現れた

その見事なまでの白い毛並みを震わせて、猫は私にこう言った

変わりたいと願うなら、今夜僕の夢へ遊びにおいで

猫の夢は陽気だった

今までの自分が馬鹿みたいに思えた

猫はにかりと笑ってみせると私の額にキスをした

(そして意識は浮上する)




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