嘆きの牢に閉じ込めた理由、それは貴方の罪深き美しさ故
決して貴方が深淵から帰らずとも、いつか狂気の花束を手に迎えに参ります
ありふれた着飾るどの女達よりも、貴方が一番輝いて見えた
星の距離程離れているのに貴方はいつもそこに居て
澄んだ歌声はやがて空へ、溶けた雫は血となり解ける
幼い頃に見た、残酷な絵本の名は死神のロンド
彼の(かの)有名な姫君は事実、悪魔の申し子なのらしい
遠ざかる悲鳴、落とされた絆、弾かれた指先
見えない出口と駆ける兎、捧げる契約
脳内で鳴り響く時間切れの合図は、警戒音として私に終わりを告げた
(ああ、いつからこんな)
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