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しろの小説(短編倉庫)
【土銀】ぎんいろしゅうかん

「まさかな〜。まさかこんな日が来るなんて思いもよらなかったよな〜」
「どうしたんですか?銀さん。カレンダーなんて見つめて」
「あぁ。なんつーかよぉ、黄金週間ってあるじゃん」
「ゴールデンウィークの事ですか」
「別に金色じゃなくても透明でも虹色でもいいじゃんって、去年の5月頃だっけか?言ったんだよ。アイツに」
「アイツって…あぁ、土方さんですか」
「『アイツ』でよくわかったアルな。新八」
「筆者が小説の執筆と、原作とアニメの感想書くのにいっぱいいっぱいだからね。ココであんまり時間浪費したくないから手短に済ませようってことらしいよ」
「手抜きアルか。いい度胸アル!表に出るネ」
「まぁまぁ、落ち着いて神楽ちゃん」
「その小説に私達の出番があるかどうかも怪しい時におまけですら扱いがテキトーでビミョーとかあんまりアル。だから私が直接ヤツに話を付け…っ」
「人が話してる途中でごちゃごちゃうるせーよ」
「レディの頭をはたくなんてひどいアルヨ銀ちゃん」
「こっちはまだ本題の触りの部分しか言ってねーのに、なんだよコレ。脱線しまくりだろーが。あんまり妨害すっと、てめーらの出番本当に無くすぞ」
「銀さん…何か降臨してませんか?」
「まぁ本題に戻るとだな、黄金週間って名前をやめてこれからは『銀色週間』って呼ぶ事にしようって提案したワケなんだが…」
「そういえば来週はシルバーウィークでしたね」
「当時はそんなモン本当に出来るなんて思わなかったからねコレ。アイツをからかって楽しけりゃそれでよかったんだよ。俺ァ」
「やっぱりアレはテメーのでまかせだったってワケか」
「あんなの本気で言うワケねーだろ。そりゃあちょっとは『俺すごくね?預言者みたくね?』とはしゃいだりもしたけどよ。連休が増えたところでうちへの依頼がどーこー変動するワケでもねーし……って、ちょ!?おまっ、いつの間に来てんだよ?!やめてくんない?いつの間にか当然のようにうちにあがってくんの」
「あ、土方さん。今お茶出しますね」
「出さんでいい!!」
「あぁ、悪ィな」
「テメーもくつろいでんじゃねェ!!」
「銀ちゃん」
「神楽、オメーは俺の味方だよな。あいつらにびしっと言ってやってくれ」
「おまえらちゃんと空気読むヨロシ」
「おぅ、その調子だ。もっとやれ」
「せっかく恋人が来たんだから二人っきりにしてやるのが優しさネ」
「そうそう…って、え?」
「じゃぁ定春ー、ダメガネー、さっさと退散するアル」
「えっ?神楽ちゃん!?」
「ワンワン」
「ちょっ、オイィィィ!!…なんでこーなるんだよ…。てっめ、神楽に飯代握らせただろ」
「さぁ、なんのことやら。…さてと」
「……なんだよ」
「せっかくチャイナが気をきかせてくれたんだ。据え膳食わぬは武士の恥って言うだろ?」
「こっちとら据え膳になった覚えなんぞねぇよ!!ってか、のしかかってくんじゃねぇ!!」
「観念しろ。銀時…」
「ぅ………やっぱりちょっと待て!!」
「おわっ!」
「ふー…、危ねぇ危ねぇ。えっと…確かやらないといけないことがあったよーな…。あ、コレだ。じゃじゃーん、『質問コーナー』」
「はぁ?一体なんだそりゃ」
「えっと、筆者が現在書いてる小説についておもしろおかしく答えるコーナーです」
「おもしろおかしくってなんだよ。答えるならちゃんと答えろよ」
「じゃあ一つ目の質問〜」
「オイ、無視すんな」
「えっと『今回の登場人物は何人ぐらいの予定ですか』。はい、答えましょう。俺にも分かりません。じゃあ次〜」
「簡潔すぎる上におもしろくもなんともねーだろコレ」
「だって決まってねぇんだからしょうがねぇだろ。話の構成次第で4人ぐらい増えます。以上」
「テキトーだな…」
「次の質問は…『ツンデレ銀時は見れますか?』。筆者はツン多めな銀サンを書きたいようですが『銀さんが土方と付き合ってる事が既にデレなので難しい』とのことです」
「まともな答えも出来るんじゃねーか。つーか『おもしろおかしく』はどこに行ったんだ?」
「焦んなって。最後の質問でドーンと一発かましてやんよ。『今回の見所は?』土方が死にます。それではシーユーアゲイン〜」
「待て待て待て待て!!ちょっと待て。聞き捨てならねぇセリフが聞こえた気がするんだが…」
「ん?『シーユーアゲイン』か?英語かぶれな某筆頭の特権だとかいちゃもん付ける気ですかコノヤロー」
「そっちじゃねェェェェ!!その、アレだ。俺が…」
「あぁ、『死にます♪』って?」
「さらっと言った!!しかも音符付き!?」
「言ったろ?『おもしろおかしく』って」
「『おもしろ』も『おかしく』もねーよ!!つーかそれ冗談だよな?冗談だと言ってくれ」
「さぁ、どーなんだろーねぇ?それは完成してのお楽しみって事でよくね?どうせ二次創作なんだから死んでも次回作になったら何事もなかったかのように出てくるんだろうし。どっかの終わらない8月みたいに神様が納得する結末になるまで無限ループするかもよ?」
「フォローになってねぇよ!!」
「しかもココのオチも無いってよ」
「無責任すぎるだろ筆者ァァァァ!!……ちっ、じゃあ、一番手っ取り早いオチで終わらせるか」
「何する気だよ」
「…暗転オチ」
「結局テメーの頭ん中そればっかりかよ!!」
「早く終わらせたかったらおとなしくヤられてろ」
「ちょっ…、オイィィィ!!…やめ…っ…アッー!!」


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